(CNN) パレスチナ保健省によると、占領下のヨルダン川西岸で5日、イスラエル兵が車に向けて発砲し、パレスチナ人の生後7カ月の男児が死亡した。
保健省によると、サム・ファハド・アブ・ハイカル君が両親と一緒に車に乗っていたところ、イスラエル兵がヘブロン近郊でこの車に向けて発砲。ハイカル君は死亡、両親は負傷した。
祖母はロイター通信に対し、銃弾1発が車に命中してハイカル君の命を奪ったと振り返った。「信じがたい出来事で受け入れられない」「私たちは自宅に残ることを選んだという、それだけの理由で危害を加えられている」と話している。

父親と兄弟が死亡したハイカル君の遺体を葬儀で運ぶ様子=6日、ヨルダン川西岸/Mussa Qawasma/Reuters

車のフロントガラスに残された銃痕/Mussa Qawasma/Reuters
イスラエル国防軍(IDF)は声明で、兵士たちは車両が加速して向かってくるのを「察知した」と説明。兵士1人が車両に向けて銃弾を1発発射したことを明らかにしたうえで、負傷者は「無関係の民間人」だったと認めた。
IDFは今回の出来事について調査中。
こうした出来事は以前にも発生している。パレスチナ当局者の報告によると、今年3月にはヨルダン川西岸で、ラマダン(断食月)の日中の断食を終えて夜遅くに車で出かけていたパレスチナ人家族の4人が、イスラエル兵によって射殺された。この中には5歳と7歳の男児2人も含まれていた。
