静岡県は4月14日、特産品である静岡茶の本質的な価値の向上と、世界に対しての認知拡大を目指すための、静岡茶統一ブランド「JAPANTEA SHIZUOKA」を発表した。

発表会に登壇した、(左から)戦略アドバイザーを務めたTeaRoom代表 岩本涼氏、鈴木康友静岡県知事、総合プロデューサーを務めたクリエイティブディレクターの佐藤可士和氏、戦略アドバイザーを務めた和多屋別荘代表取締役 小原嘉元氏。

発表会に登壇した、(左から)戦略アドバイザーを務めたTeaRoom代表 岩本涼氏、鈴木康友静岡県知事、総合プロデューサーを務めたクリエイティブディレクターの佐藤可士和氏、戦略アドバイザーを務めた和多屋別荘代表取締役 小原嘉元氏。

静岡茶ブランディングプロジェクトの総合プロデューサーを務めたのは、クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏。同日、ロゴマークや今後のアクションプランも発表された。

ロゴマーク

佐藤氏は発表会にて、ロゴマークの構成要素を「(考案した順に)赤富士、茶畑、そしてオリジナルのロゴタイプで構成しています。さらに枠の角に富士山をあしらいました」と説明。下部には、「FUJI(富士)」「FUJINOMIYA(富士宮)」「NUMAZU(沼津)」……といったように、静岡の22のお茶の産地名を記載している。

デザインの参考にしたのは、幕末から明治にかけて使われていたというお茶の輸出用のラベル「蘭字」だ。その中心には、ブランド名に関連した花や動物、風景などの絵が描かれ、輸出茶の入った茶箱や茶袋に貼られていた。

佐藤氏は背景をこう説明する。「プロジェクトを始めるにあたって、お茶の生産者や茶商の方々、茶道関係者やパティシエの方々など、静岡茶にまつわるあらゆる関係者の皆さんにお話を聞きました。静岡茶自体の魅力や可能性は十分に実感したうえで、それを世界にどのように発信すれば届くか――そう検討するなかで、ミュージアムで蘭字の存在を知り、世界に静岡茶を“輸出”していくのにぴったりだと感じたのです」。そこで蘭字を現代的に再解釈したデザインを模索したという。

プロジェクトの過程やロゴマークのデザインの意図を説明する佐藤氏。

プロジェクトの過程やロゴマークのデザインの意図を説明する佐藤氏。

「JAPAN TEA」という名称も、当時から使われていたものだ。すでにある程度認知のあるブランド名「JAPAN TEA」に、地域ブランドとして「SHIZUOKA」を並べる手法をとった。

「JAPAN TEA SHIZUOKA」は、静岡茶を統一するブランドとして、県内の各産地の人が自由にブランドを活用していけるような工夫も。オリジナルデザインの茶箱や段ボール、イベントで着られる法被や前かけ、Tシャツやエプロンなども用意している。

ロゴを活用したグッズ展開。

ロゴを活用したグッズ展開。

「今後はこのブランドと、静岡県民の皆さんとの共創がカギになっていくと思います。できる限りの手を尽くして、静岡茶を世界に届けていけたら」(佐藤氏)。

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