県内では去年まで4年連続で大雨による大きな被害が発生しています。

梅雨の時季を前に秋田市では土砂災害や浸水被害を想定した訓練が行われ、参加した人たちがいざというときの対応を確認しました。

山﨑愛子記者
「県内で大雨による被害が相次いでいることを受けて、これから初めて県内の警察署の警察官による訓練が行われます」

秋田市の旧秋田空港跡地です。

災害が起きた時、いち早く現場に駆け付けることが多い警察官。

訓練には県内14の警察署から若手の警察官、30人が参加しました。

土砂崩れで家屋が流され、住人が生き埋めになった想定です。

「ゾンデ持ってお願いします」
「はい、了解」)

2メートルほどの棒を使い、生き埋めになった人を探します。

実際の現場では、横向き、逆さま、がれきの間など、どのような状態で埋まっているか分かりません。

横一列になり、少しづつ進んでいきます。

警備課の指導
「これ今刺さってる深さ、あと何センチくらいか確認して、じゃないともし下に人がいるんだったら当ててしまうよ、ていうことを考えてもう少しで当たってるところに近いなってなったら手で掘ったりしていかないと」

体を傷つけないよう、慎重に土砂を寄せていきます。

大切なのが警察官同士のコミュニケーションです。

湯沢市ではおととし、60代の男性が土砂崩れに巻き込まれ死亡しました。

いつ、どこで起きるか分からない土砂災害。

命を守るためには迅速な対応が求められます。

秋田東警察署巡査
「最初誰かが一人気づければ、そこから全員声掛け合ってとかコミュニケーション取って、最後までうまく連携してできたなと思ったので」

鹿角警察署巡査部長
「(実際の現場では)長期間、捜索を実施する可能性がありますので、やっぱり体力的に捜索は厳しいなと、きょうの訓練で実感しました」

警務部警備課課長補佐
「まず災害に求められる対応としては初動だと思います。いかに早く安全に救出できるかを着眼点としてがんばっていきたいなと思っております」

警察では今後も各署の警察官の技術向上に向けた、実践的な訓練を行うことにしています。

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北嶋大聖記者
「秋田市を流れる秋田運河と雄物川の合流地点です。こちらでは川から水があふれないようポンプ車で排水するための訓練が行われます」

訓練は、梅雨の時期を前に大雨災害の初動対応の手順を確認しようと、国土交通省秋田河川国道事務所が行いました。

訓練に使われた排水ポンプ車は、25メートルプールをおよそ6分で空にする能力があります。

浸水被害を防ぐためには、排水ポンプをいかに早く稼働させられるかが重要です。

しかし。

「びくともしねんだよ」
「びくともしない?」
「あれ?」
「でしょ?」
「締めすぎだ」

訓練では、発電機と排水ポンプをつなぐケーブルの接続部分のキャップがなかなか外れませんでした。

参加した人たちは災害時に同じような事態に陥った場合は、予備のケーブルに速やかに交換することを共有しました。

この排水ポンプが使われたのは、前回の出動から10か月ぶり。

日ごろの点検や訓練の重要性を改めて確認しました。

3年前の記録的大雨では側溝や下水道の排水が追いつかず、街中に水があふれた秋田市。

排水ポンプ車が果たす役割は大きくなっています。

秋田河川国道事務所河川管理課長 佐藤成人さん
「実際の水害時には安全かつ迅速な排水作業を行うべく、自治体と連携して取り組みたいと思います。」

秋田河川国道事務所は今後も訓練を重ねる方針で、住民に対しては地域のハザードマップを確認するなどして大雨に備えてほしいと呼びかけています。

※5月28日午後6時15分のABS news every.でお伝えします

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