山梨県の工事に絡む贈収賄事件の初公判が28日に甲府地裁で開かれ、収賄の罪に問われている県職員に検察側は懲役1年2カ月を求刑しました。
【写真を見る】「お礼はきっちり」 LINEのやり取り明らかに 県贈収賄事件で検察側 県職員に懲役1年2カ月求刑 山梨
一方、贈賄の罪に問われている元会社役員には、懲役10カ月を求刑しました。
それぞれ収賄と贈賄の罪に問われているのは、県中北建設事務所の副主査、山田晋被告(42)と、長野市の建設コンサルタント会社の元役員、岩崎憲太郎被告(41)です。
起訴状などによりますと、山田被告は担当する県の砂防工事で岩崎被告に工事の発注時期を教えるなど、営業活動を有利にする便宜を図った見返りに、2022年12月から去年8月にかけて38回にわたり、岩崎被告から合わせて39万円相当の飲食接待を受けたとされます。
28日の初公判で、2人はそれぞれ、起訴内容を認めました。
また、法廷では検察側が、山田被告が接待後に岩崎被告に送ったLINEの内容を明らかに…
(山田被告のLINEの内容)
「お礼はきっちりさせていただきます」「仕事で100倍返しで頑張ります」
このほか、山田被告が岩崎被告に、山梨県の内部資料を送っていたことや、接待場所に県庁から遠い店を指定していたことなども明かされ、山田被告は「接待行為が倫理上、禁止されていることは理解していたが、刑事事件になるとは思っていなかった」と語りました。
検察側は山田被告について「公務の公正に対する国民の信頼が強く害され、結果は重大」と指摘し、懲役1年2カ月を求刑。
また、岩崎被告には懲役10カ月を求刑しました。
判決は来月11日に言い渡されます。
