高知県高知市で開かれている一風変わった料理教室。

「食」が縁を繋ぐ。そんなコンセプトで行われる料理だけじゃない学びとは?

ここは高知市潮見台にある料理教室「en」。
作る料理の名前は…

■受講生
「わからない」

受講生が見ているレシピはすべて英語。そう、ここは料理教室でもあり体験型の英会話教室でもあるんです。

■料理教室運営者
「This is “beat” it.」

わからなくても、とにかくトライ!一風変わった料理教室をのぞいてみましょう。

料理教室を運営するのはホルギン七海さん(39)と、夫のヴァン・フランシス・ホルギンさん(37)、七海さんの母・由香里さん(64)です。

■七海さん
「レシピはあるけどタイトルはないので考えましょう」

この日、参加したのは5人。
海外旅行が目標だったり、英語も料理もちょっと苦手だったりと目的や英語力は様々で、高知市内や安芸市、愛媛からと幅広い地域から生徒が集まりました。

タイトルのない料理を2品、英語のレシピを元に作ります。
さつまいもを使う一品と卵を使う一品のようです。講師は七海さんの夫ヴァンさんです。

■ヴァンさん
「塩の量は書かれていない”pinch”はひとつまみ」

まずはレシピをみんなで協力して読み解いてみます。
読み進めていくと、わからない動作が出てきました。
そんな時は、実際に道具を使ってやってみましょう。

いったいどんな料理ができあがるのでしょうか。

「en」は、七海さんの母・由香里さんが20年以上続けてきた家庭料理教室を、七海さんが受け継いだものです。
夫のヴァンさんとは土佐のおきゃくでよさこいを一緒に踊ったことをきっかけに結婚。そして、料理教室も様々なスタイルの料理を楽しむ形へと進化しました。

■受講生
「色々な国の料理楽しい」

ケイジャン料理やケニア料理パン作りや味噌作り、外国人旅行者に郷土料理なども教えています。

さて、教室はいよいよ料理に取り掛かります。

まずは、下ごしらえから。みんなでサツマイモを切っていきますが普段料理はほとんどしないというみかん生産者の男性は―

■ヴァンさん
「cat’s paw」

英語でも、包丁で切るときに添える手は”猫の手”っていうんですね。
そして柔らかく茹でたサツマイモをざっくりつぶしマヨネーズを入れたところで、出てきました!塩を”pinch”=”ひとつまみ”入れます。覚えた言葉をすぐに実践すると納得できます。

さらにクリームチーズやマスタードなどを入れて混ぜみんなで味見。味見のときには必ず由香里さんが登場します。あっという間にサツマイモのサラダの完成です。

そしてもう一品。先程レシピを見ながらみんなで考えた”scrape”という動作の答え合わせです。たっぷりのバターを敷いたフライパンに泡立てつくらいに溶いた卵とマッシュルーム、トマトを入れて…

受講生たちも納得の様子。理解ができたら、実践です。

皆さん、フライパンの中の卵をscrapeしていきます。

最初は何を作るのかもわかりませんでしたが、おいしそうなオムレツとサツマイモのサラダができあがりました。七海さんが作ったサワーブレッドとベーコンを添えて素敵な一皿が完成しました。

最後はみんなでおいしくいただきます。

インバウンドや国際交流が進み、高知にも大勢の外国人が訪れるようになりました。

コミュニケーションを軸に楽しく学んで味わって、おいしい英語教室はたくさんの縁を繋いでくれそうです。

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