「2040年に100万人不足」この数字は、経済産業省が試算した技術者などの大学、院卒の理系人材の不足数です。さらに経済産業省が先週金曜日に公表した資料では、理系人材の不足による産業競争力の相対的な低下や、研究開発者などの人材育成の必要性を指摘しています。
産業競争力の低下についてはこんなデータもあります。デジタル関連サービスに関する国際収支です。総務省の取りまとめによると2014年には2兆円の赤字でしたが、2024年には6.7兆円の赤字に拡大しています。クラウドサービスやオンライン会議のシステム利用料などの支出が海外へ流出しています。
こうした現状を受け、未来の技術者を育てるイベントが5月24日、愛知県長久手市で開かれ、多くの子どもたちが体験型の科学展示に熱中しました。
長久手市で開かれたイベントAICHI TECH DAY(アイチテックデイ)には大学の研究グループや企業、科学サークルなど44団体が出展しました。仕掛け人は長久手市の研究所に勤める町田悟さんです。
AICHI TECH DAY実行委員会 町田悟委員長:
「私は理系の人間で、科学離れが深刻だと思っている。なにかやらなきゃと思った。科学が好きな人のすそ野を広げる感じの活動をやれないかと、ずっと思っていた」
出展者の選定に関しては、見た目や体験の面白さを大切にしつつも、多くの科学知識が組み合わさっていることを重視したということです。
東海中学・東海高校のロボコンチームのブースでは、子どもたちがロボットに夢中になっていました。こちらではロボットの大会で使われる課題を展示しています。トロッコを移動させた後に、壁に囲われた状態の部品を取り出すことが求められます。そこで出展者が用意したロボットは、見事に成功です。このロボットには多くの科学の知識が詰まっているといいます。
東海高校 久保田祥:
「マジックハンドみたいに伸びたり縮んだりする(機構)、これはクランク機構。プログラムも書けるといい」
