太極旗付けて太平洋1万4000キロ横断…「60兆ウォン潜水艦大戦」に向け韓国が能力証明

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

2026.05.25 10:49

23日(現地時間)、韓国・カナダ海軍連合協力訓練に参加するためカナダ・ビクトリアのエスキモールト海軍基地に入港する韓国国産潜水艦「島山安昌浩」(SS-III、3,000トン級)の乗組員が敬礼している。 [写真 海軍]

23日(現地時間)、カナダ西部ビクトリアのエスキモールト基地の埠頭。水面に浮上した1隻の潜水艦がゆっくりと波を横切りながら入港した。艦橋塔に掲げられているのは太極旗(韓国国旗)だ。艦首には大韓民国海軍旗がはためいていた。1万4000キロ以上を航海してきた海軍潜水艦「島山安昌浩」番艦(SS-III、3000トン級)が、国産潜水艦の歴代最長航海記録を更新する瞬間だった。甲板に整列した乗組員はデイビッド・パッチェル・カナダ太平洋艦隊司令官とイム・ギモ駐カナダ大韓民国大使に敬礼した。

今回の航海は韓国が建造した「島山安昌浩(ドサン・アン・チャンホ)」が大韓民国の潜水艦史上初めて太平洋を横断したという事実以上の意味を持つ。最大60兆ウォン(約6兆3000億円)規模にのぼるカナダの次期潜水艦導入事業(CPSP)の優先交渉権者選定が迫る中、大洋戦も可能な長距離作戦能力を直接証明したからだ。

「島山安昌浩」は今年3月に鎮海(チンヘ)軍港を出発し、グアムとハワイを経由してカナダのビクトリアまで1万4000キロを安全に航海した。ディーゼル潜水艦でありながら潜航能力は原子力潜水艦にも引けを取らないという証拠だ。太平洋、大西洋、北極海などカナダ海軍が重視する作戦環境を考慮すると有利な要素だ。
特にハワイを出港する際、カナダ海軍潜水艦司令部所属の乗組員2人が「島山安昌浩」に乗り、模擬戦時想定の状況下で戦術指揮統制自動化システム(C4I)を通じてカナダ太平洋艦隊司令部との交信に成功した。韓国の潜水艦が他国軍とC4Iシステムを動員して交信に成功したのは今回が初めてだ。隠密な潜水艦作戦においてこれは単なる通信以上の意味を持ち、相互運用性確保の観点で連合作戦をするうえで必要な核心的能力を証明したと評価できる。

イ・ビョンイル艦長(大佐)は「大韓民国の潜水艦で初めてとなる太平洋横断の成功は、荒れた大洋環境でも長期任務を遂行できるわが国の国産潜水艦の優れた性能と、世界的な技術力を証明した快挙」とし「カナダの乗組員と寝食を共にしながら両国海軍の強固な信頼を確認できただけに、残りの期間も現存最強のディーゼル潜水艦の優秀性を深く印象づけられるよう、与えられた任務を完璧に遂行する」と述べた。

「島山安昌浩」と護衛艦「大田(テジョン)」(FFG、3100トン級)の公式入港歓迎行事は25日にカナダ海軍の主管で開催される。

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