21日、香港メディア・香港01は、初潮を赤飯で祝う日本の伝統的な習俗の背景と、時代の変化に伴いその習慣が衰退している現状を報じた。赤飯(画像はAIで作成)。

2026年5月21日、香港メディア・香港01は、初潮を赤飯で祝う日本の伝統的な習俗の背景と、時代の変化に伴いその習慣が衰退している現状を報じた。

記事は、赤飯が小豆でもち米を赤く染めて蒸した料理であり、日本では古代より赤色は災いを払い邪気を退ける力があると信じられ、人生の重要な瞬間に赤飯が食べられてきたと紹介。子どもの誕生や成人式などの節目に赤飯を食べる習慣があるとした。

また、かつては女の子に初めての生理が来た際にも赤飯が用意されたことに言及。農業社会において家系を絶やさず守ることが一族の最重要事項だったことから、初潮は生殖能力を備えた「女性」への段階を踏み出した重要な節目と見なされていたと解説した。

さらに、一部の地域では赤飯が家庭内だけでなく近所にも配られていたことを指摘。日本社会では体や性に関する話題を直接口にすることを避ける傾向が強く、母親は「暗黙の信号」として赤飯を炊き、近隣住民は赤飯によってその子が婚姻可能な年齢に達したことを知ったのだと伝えた。

記事は、現代では家族に祝われることを恥ずかしいと感じる本人の心情が優先されるようになり、初潮のために赤飯を炊く習慣が衰退していると紹介。母親がケーキやプレゼントを贈るなど、より控えめでプライバシーに配慮した形へ変化しているほか、儀式を行わず体のケアについて教えるのみの家庭も増えているとした。(編集・翻訳/川尻)

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