2026年05月23日(土)9:51 am
記事要約
・ジョージ・ラッセルがスプリント予選でポールを獲得、メルセデス勢が1-2
・アントネッリはFP1トップタイム、スプリント予選も2番手とメルセデスが好調
・アロンソはSQ1でクラッシュしながらも突破、SQ2には出走できず
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5月22日(金)、2026年F1第5戦カナダGP(ジル・ヴィルヌーヴ・サーキット)の初日、フリー走行1回目の後、スプリント予選が行われた。
大幅アップデートを投入しているメルセデスが、カナダGP初日から強さを見せた。FP1ではアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)がジョージ・ラッセル(メルセデス)を抑えてトップタイムを記録していたが、スプリント予選ではラッセルが逆転。気温20℃、路面温度40℃、湿度23%のコンディションで行われたSQ3で、ラッセルは1分12秒965を記録し、アントネッリに0.068秒差をつけて、スプリントのポールポジションを獲得した。通常予選とスプリント予選を含め、ラッセルはカナダGPで3年連続のポール獲得となった。
■上位勢はチームごとに並ぶ展開
2番手にはポイントランキング首位のアントネッリが続き、メルセデス勢が1-2を占めた。3番手にはランド・ノリス、4番手にはオスカー・ピアストリとマクラーレン勢が続き、5番手ルイス・ハミルトン、6番手シャルル・ルクレールとフェラーリ勢も並んだ。
7番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。序盤はマシンに満足している様子もあったが、メルセデスと争えるほどのペースは見せられなかった。8番手にはアイザック・ハジャー(レッドブル)、9番手にはルーキーのアービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)、10番手にはカルロス・サインツ(ウィリアムズ)が入った。
結果として、メルセデス、マクラーレン、フェラーリ、レッドブルがチームごとに綺麗に並ぶ形となり、各チーム内の差が小さいことを感じさせるスプリント予選となった。
■タイヤ管理が鍵、SQ1とSQ2はミディアム、SQ3はソフト
スプリント開催週は、通常より1セット少ない12セットのドライタイヤで週末を戦うことになる。スプリント予選だけでなく、スプリントレース、通常の予選、決勝レースも控えているため、タイヤの使い方、いわゆるタイヤマネジメントが週末全体の鍵を握る。
SQ1とSQ2ではミディアムタイヤ、SQ3ではソフトタイヤの使用が義務づけられている。多くのマシンは、今後のセッションにタイヤを残すため、1セットのみで走行していた。
1セットのタイヤで走行する場合でも、タイムを狙う周回、いわゆるフライングラップを複数回入れるドライバーも見られた。各チームはタイヤを作動温度まで温めつつ、回生によってバッテリーを充電しながら、2周目以降にアタックをまとめる傾向が見られた。実際に、メルセデス勢に加え、オリバー・ベアマンも2周目にアタックしていた。
■アロンソはSQ1でクラッシュ、それでもSQ2進出
SQ1中、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)は、ターン3のブレーキングで攻めすぎ、タイヤをロックアップ。タイヤから白煙を上げながら正面からバリアにクラッシュし、セッションは赤旗中断となった。
アロンソは無線で「攻めすぎてしまった。ごめん」とコメント。それでもSQ1突破圏内のタイムを残していたことで、14番手でSQ1を突破した。しかし、マシンにダメージを負った影響でSQ2には出走できず、スプリントは16番手からスタートすることになった。アストンマーティン・ホンダはランス・ストロールもSQ1で敗退しており、結果的に厳しいスプリント予選となったが、アロンソの速さはチームにとって数少ない明るい材料だった。
■アルボンとローソンは出走できず
このスプリント予選では、2名のドライバーがFP1で発生した問題により走行できなかった。
FP1では、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットではおなじみの野生動物、グラウンドホッグ(ウッドチャック)がコース上に侵入するアクシデントがあり、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)が避けきれずに接触、そのままウォールにクラッシュした。チームは修復に全力を尽くしたものの、損傷は当初の想定を大きく上回り、ギアボックスとパワーユニットの交換が必要となったため、アルボンはスプリント予選に出走できなかった。
リアム・ローソン(レーシングブルズ)も、FP1で発生した油圧系のトラブルによりスプリント予選を欠場した。
また、フランコ・コラピント(アルピーヌ)はFP1で1周しか走行できなかったものの、スプリント予選には出場。セットアップを十分に確認する時間がない中で、SQ2まで進出した。
■SQ1・SQ2敗退ドライバー
SQ1敗退(17〜22番手):
セルジオ・ペレス、ランス・ストロール、ピエール・ガスリー、バルテリ・ボッタス、アレクサンダー・アルボン、リアム・ローソン
SQ2敗退(11〜16番手):
ニコ・ヒュルケンベルグ、ガブリエル・ボルトレート、フランコ・コラピント、エステバン・オコン、オリバー・ベアマン、フェルナンド・アロンソ
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