■■自然の彩りを閉じ込めた創作紙「熱海紙・咲季」
普段、何気なく使う紙と季節の草花でアート作品をつくる女性が静岡県熱海市にいます。
【写真を見る】唯一無二の創作紙「熱海紙・咲季」
独自の制作方法で自然の美しさを一枚の紙に映し出し。唯一無二の創作紙です。
額縁の中で息づくルッコラの花びらやスイカズラの花。創作紙「熱海紙・咲季」です。
熱海市で紙アート作家として活動する果葉(かよ)さんです。自然の彩りを紙に閉じ込め、独自の作品を生み出しました。
■■「花から出てくる色を最大限活かしたい」
<紙アート作家・果葉さん>
「真ん中の物は、サツキの色素を使った紙に、アジサイ(の花)を使っております」
「熱海紙・咲季」の主役は自宅の庭にあります。
<青島悠記者>
「素敵な庭ですね。今の季節だとどういった花を作品に使っていらっしゃるんですか」
<果葉さん>
「ネモフィラですとか、サツキとか、アメリカンナデシコなどでやりたいと思っています。お花から出てくる色を最大限いかしたいと思っていますので、やはり季節ならではのフレッシュなお花を使って、作品をつくることを心がけております」
■■試行錯誤でたどり着いたオリジナルの制作方法
摘み取った草花に色止めなどに使うミョウバンを加えて揉み、厚紙と水から作った紙の原料と混ぜ合わせます。試行錯誤を重ねてたどり着いた果葉さんオリジナルの制作方法です。
<果葉さん>
「やはり花の命をいただくことなので、できるだけ失敗はしたくないなという風に思っております」
混ぜ合わせた原料は模様から色の濃淡まで一つとして同じものはありません。
押し花とは趣きの違う「熱海紙・咲季」。植物に囲まれた暮らしを大切にしてきた果葉さんの作品は、いまではノートの表紙やアクセサリーにも取り入れ、少しずつ創作の幅を広げています。
■■地元のセレクトショップも期待を寄せる熱海発のアート
熱海市内にあるセレクトショップ「nona house」では、5月から果葉さんの作品を置いています。
<nona house 飯島美奈子さん>
「いろんなことをやっていらっしゃるんだなと思って、その中ですごく優しい色合いの素敵な作品だと思います。応援していきたいなと思っております」
店のオーナーは熱海発のアート作品に期待を寄せています。
<果葉さん>
「去年の今頃作っていたものと今作っているものがやはり違うので、どういうふうに変わっていくのかは私も正直分からないですけれども、自然と興味を持ってもらえるような作品を作っていけたらと思います」
草花への思いを紙に宿しながら、果葉さんの作品作りはこれからも続きます。
静岡放送
