#3 すべての人に健康と福祉を

#9 産業と技術革新の基盤を作ろう

#16 平和と公正をすべての人に

2026.05.21
国際協力機構(JICA)は、5月20日、ウクライナ国政府との間で、「緊急復旧計画(フェーズ5)」を対象として、62億円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。当日の署名は、ウクライナ復興担当副首相兼地方・国土発展省のオレクシー・クレーバ大臣と、JICAウクライナ事務所の服部修所長の間で取り交わされました。
署名式の様子
JICAは、ロシアの侵略により甚大な被害を受け、厳しい生活を余儀なくされているウクライナの人々の復旧・復興を支援するため、「緊急復旧計画(フェーズ1~4)」及び「人道的地雷及び不発弾除去のための緊急対応計画」を順次実施してきました。これまでに、地雷・不発弾対策をはじめ、瓦礫・災害廃棄物の処理、電力・エネルギーや水供給、運輸交通、保健医療、教育、農業、公共放送、地方自治体の機能強化など、暮らしと社会の基盤を支える幅広い分野で、資機材の供与を通じた協力を行ってきました。
本事業では、戦禍の影響が続くウクライナにおいて、国民の命と生活を守り、社会と経済の早期回復を後押しすることを目的に、リハビリテーションを含む保健・医療サービスを支える医療機材、農業の研究・生産性向上に必要な機材、インフラ復旧や雇用創出につながる重機等機材、そして正確で公平な情報発信を支える公共放送関連機材を供与します。これにより、医療や農業、生活インフラの安定と回復を図るとともに、ガバナンスの強化を通じて、ウクライナの早期復旧と包摂的で持続可能な復興、人間の安全保障の確保に貢献します。
案件の詳細は以下のとおりです。
緊急復旧計画フェーズ5
The Programme for Emergency Recovery (Phase 5)
・
国名
(対象地域)
ウクライナ(ウクライナ全土)
・事業目的
本事業は、戦禍を被るウクライナにおいて、国家・領土・経済社会の早期復旧と多角的な復興に取り組む同国政府関係機関に対し、リハビリテーション等保健・医療サービスを提供するための医療機材、農業研究開発のための機材、インフラ復旧・復興のための重機等機材、公共放送能力強化のための機材を整備することにより、保健・医療サービスの安定化・正常化、農業生産性向上、生活インフラの復旧と雇用創出、及び公平な報道によるガバナンス強化を通じた早期復旧と包摂的な復興を図り、もって同国の緊急復旧及び持続的な経済復興と人間の安全保障の確保に寄与する。
・事業内容
ア)施設、機材等の内容
a. 医療・保健関連機材
b. 農業関連機材
c. インフラ復旧・復興関連機材
d. 公共放送強化機材
※流動的な情勢を踏まえ、施設・機材等の内容はウクライナ側のニーズに応じて変更の可能性あり。
イ)コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容
詳細設計、入札補助
・供与限度額
62億円
・実施予定期間
12カ月(入札期間含む)(治安情勢により変動の可能性有)
・実施機関
(ア)保健・医療:保健省
(イ)農業:経済・農業・環境省、教育科学省
(ウ)がれき除去・インフラ復旧:地方・国土発展省
(エ)公共放送:ウクライナ公共放送局
・
SDGs
達成への貢献
ゴール2(飢餓をゼロに)
ゴール3(すべての人に健康と福祉を)
ゴール8(働きがいも経済成長も)
ゴール9(産業と技術革新の基盤をつくろう)
ゴール16(平和と公正をすべての人に)
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