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ヘンリー王子(Prince Henry)
イギリス国内でユダヤ人コミュニティに対する攻撃が相次いでいる。先月末にもロンドンでユダヤ系の男性2人が刺される事件が起きた。ヘンリー王子がこの反ユダヤ主義の高まりに言及、差別の撲滅を訴えた。
王子は最近、イギリスの雑誌『New Statesman』にエッセイを発表。その中で最近起きた暴力事件について触れると「これは私たちが警戒するべきであると同時に、団結するべきことでもある」「なぜなら出自や信条を理由に人を憎悪することは、抗議ではなく偏見だからだ。最近の事件はこのことを鋭く、深刻な形で浮き彫りにした」と分析している。

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ヘンリー王子はこれまでも差別や偏見を撲滅すべきだと訴えてきた。王子が発言するたびに指摘されるのが、王子自身が過去に問題行動を起こしていること。王子は2005年、ある仮装パーティーにナチスの軍服を着て出席した。タブロイド紙にその写真が掲載され、全世界から激しいバッシングを受けた。それ以来、王子が差別やヘイトの撲滅を訴えると「王子は批判できる立場なのか」と指摘する声が上がる。つまり「王子に言われたくない」「人に説教できるのか」と反感を持たれ、炎上しがちだということ。
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イスラエルの新聞でも大きく報じられ、大炎上した。
今回もそうなることを予想したのか、王子はナチスの軍服騒ぎについて自分から言及。「私は自分の過去の過ち、つまり軽率な行動について深く認識している。それについては謝罪し、責任をとり、そこから学んだ。今は混乱や真実を捻じ曲げることが実際に害を及ぼしている。だからこそ自分の経験から、率直に話すことには代償が伴うとしても、明快さがこれまで以上に重要であると確信している。私たち全員が責任を持つ必要がある」。
ちなみに王子は回顧録『Spare』の中でもこの軍服騒ぎについて触れていた。王子は「タブロイド紙の写真を見て、自分の思考が停止していたことに気がついた」「イギリス中の家を一軒一軒回って、『何も考えていなかった。悪意はなかった』と人々に説明したかった。でもそんなことをしても何の意味もなかった。人々は素早く、厳しい判断を下した」と後悔と反省の念を綴っていたのだが、この軍服を着るように勧めたのはウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃だったと言い訳も。2人に「ナチスの軍服とイギリスのパイロットの制服のどちらがいいか」と尋ねたら、軍服だという答えが返ってきたと主張、このときも物議を醸していた。今回のエッセイがどんな反響を呼ぶのか、注目が集まっている。
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