そば店「そば処 Q.庵(きゅーあん)美術館前店」(福島市森合、TEL 080-4605-3475)が5月10日、福島市森合にオープンした。
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店主の大波康宏さんと妻の遥さんが夫婦で切り盛りする同店は、康宏さんの義父が福島市渡利で営む「そば処 Q.庵」の本店の味と製法を継承した店となる。オープンのきっかけについて、店主の大波康宏さんは「元々は会社員だったが、義父が打つ十割そばの味に感銘を受け、夫婦で『50年後も続けられる店』を持つという夢をかなえるため修業を積み独立に至った」と話す。
提供するそばは、金臼でひいた自家製粉の粉のみを使い、つなぎを一切使わない「十割」にこだわる。「打ち粉にも小麦粉を使わないため、食後のそば湯までそば本来の豊かな風味を楽しめるのが特徴」と康宏さん。席数は14席。
メニューは、冷たいそばにエビと季節の野菜の天ぷらを合わせた「海老(えび)天せいろ」(1,750円)や、本店にはない美術館前店オリジナルの「野菜天せいろ」(1,550円)、数量限定の「いなり寿司(ずし)」(2個、300円)などに絞って提供を始める。康宏さんは「エビは不要だが天ぷらは食べたいというニーズに応え、手頃な価格でそばを楽しめる選択肢を用意した。今後は少しずつメニューを広げていきたい」と話す。
店舗は、長年地域に親しまれたラーメン店「朋友(ほうゆう)」跡を活用。店内について、遥さんは「大正時代の趣を残す建物の良さを生かしながら、旧店の立派なカウンター材を椅子に再利用するなど、前店のファンにも懐かしさを感じてもらえる和モダンな空間に仕上げた。接客面では『温かみのある店』をコンセプトに掲げ、セルフレジなどは導入せず、一人一人の客と顔を合わせて感謝を伝える昔ながらのコミュニケーションを大切にしていきたい」と話す。
オープンを迎えて、大波さん夫婦は「準備期間は大変だったが、物件や駐車場など多くの縁に恵まれて今日を迎えられた。そばのように細く長く、来てくれる人を大切にしながら居心地の良い店を作っていきたい」と意気込みを見せる。
営業時間は11時~15時。金曜・土曜定休。
