スマート#5 PHEV、欧州導入へ?メルセデスが検討中

15:15 11-05-2026

メルセデスがスマート#5のプラグインハイブリッド版を欧州に導入する可能性。中国では最大1600kmの航続距離を誇り、EV版の課題を解決する有力な選択肢に。

メルセデスは、自社のコンパクトラインアップにはまだ導入していないプラグインハイブリッド(PHEV)を、スマートブランドに投入する可能性がある。欧州ではスマート#5は現在EVのみの販売だが、中国ではより魅力的なスペックを持つPHEV版も提供されている。

32CARSによれば、シュトゥットガルト(メルセデスの本社)はこのPHEV版を欧州に導入することを検討しているという。その理由は明らかだ。スマート#5は同ブランド最大かつ最も有望なモデルだが、EVのみでは苦戦する恐れがある。特に、充電インフラや冬場の航続距離、高速道路での消費電力を懸念する買い手にとってはなおさらだ。

中国市場向けスマート#5 PHEVは、163馬力のガソリンエンジンと電気モーター、LFPバッテリーを組み合わせたEHDシステムを採用する。中国ではEVモードで約200km、無給油での総航続距離は最大1,600kmと謳われている。欧州のテスト基準では総航続距離は約1,300kmに落ち込むだろうが、それでも従来のEVに対して強力なアピールポイントとなる。

D.Novikov / 32CARS

メルセデスにとって微妙な問題もある。このスマートはGLC PHEVや新型GLBと競合する可能性があるが、メルセデスは両者の顧客層は異なると見ている。メルセデス購入者は、ボンネットの星マークや高級素材、ステータスにお金を払う。一方、スマート#5はよりテクノロジー志向で、中国のジーリー製プラットフォーム、実用性、そして低価格を重視する。

タイミングも重要だ。シュトゥットガルトはまず新型GLBの売れ行きを見てから最終決定を下すだろう。

もしスマート#5 PHEVが欧州に投入されれば、ブランドのイメージ強化以上の実質的な販売台数につながる可能性がある。EVバージョンがすべての購入者を納得させたわけではなく、最大1,300kmの航続距離を誇るハイブリッドは、2026年のクロスオーバーに家族が求める水準にずっと近い。

D.Novikov / 32CARS

Share.