釣りをはじめるために、たくさんの道具を揃えて、難しい知識を詰め込む必要はありません。

こんにちは!リコです。

ニュージーランドの釣具店で出会ったのは、わずか60ドルほどで家族の休日を最高にする、潔いまでにシンプルなセット竿でした。

2026年現在、現地の価格は約60ニュージーランドドル、日本円に換算すると為替の影響もあり約5500円ほどですが、これ1本で海遊びのすべてが完結します。

迷う隙を与えない「セット販売」の潔さ

店内に一歩足を踏み入れて驚いたのは、ジャビスウォーカー(Jarvis Walker)というブランドの並び方です。

写真にある「FOCUS(フォーカス)」シリーズの8フィート(約2.4メートル)モデルが、リールも糸もセットになった状態で、まるでスーパーの食材のようにズラリと陳列されています。

この「買ったその足で海へ向かえる」というスピード感が、現地では当たり前の光景。

特に注目したいのが、これらがすべてテレスコピック(振り出し式)である点です。

釣りをはじめたばかりの方が最初に戸惑うのが、竿の継ぎ方や持ち運びの不便さですよね。

でも、この振り出し式なら、アンテナのように伸ばすだけで準備完了。

縮めれば車のトランクや後部座席にポンと置けるサイズになるため、家族での移動もストレスフリー。

釣りを「もっと自由」にする考え方

この売り場で最も感動したのは、竿のカテゴリー分けが「魚種」ではなく「目的」だったことです。

日本では「アジ用」「キス用」「メバル用」と細分化されていますが、こちらの主流は「GENERAL PURPOSE(ジェネラル・パーパス)」。

日本語に訳せば「多目的」や「汎用」という意味。

つまり、何を釣っても、どんな遊び方をしても良いという、究極の自由を認めてくれているのです。

もうひとつ、ニュージーランドが「釣り大国」である理由に、その手軽なシステムがあります。

実はこの国、海釣りに関してはレクリエーション目的であれば、ライセンス(免許)が一切不要。

誰でも思い立った瞬間に海へ行き、糸を垂らすことができる環境が整っています。

こうした制度的なハードルの低さが、このシンプルな道具選びの文化を支えている。

驚きのデータが裏付ける釣りの浸透度

なぜこれほどまでに、誰でも使いやすい万能竿が売られているのでしょうか。

そこには、人々の生活に釣りが深く根付いている背景があります。

ニュージーランド国立水圏・大気研究所(NIWA)の調査によると、この国ではレクリエーションとしての釣りが、年間でなんと100万回以上も行われているというデータがあります。

人口約500万人の国で年間100万回。

この数字を見れば、釣りが特別な趣味ではなく、散歩やピクニックと同じ感覚で楽しまれていることがわかりますよね。

だからこそ、難しい専門用語が並ぶ竿よりも、直感的に扱えるセット竿が選ばれる。

日本の堤防で再現する「総額5000円」の楽しみ

さて、この「頑張りすぎない釣り」の考え方、日本の堤防でも完璧に再現できます。

無理に高価なブランド品を探さなくても、日本には素晴らしい選択肢がたくさん。

たとえば、ホームセンターなどで見つけられる、リールと糸がセットになった2メートル前後の振り出し竿なら、3000円から5000円台で見つけることが可能です。

ここでわたしがおすすめするのは、あえて仕掛けを「ダイソー」などの100円ショップで揃えるという作戦。

最近の100円ショップの釣り具は本当に優秀で、サビキ仕掛けやちょい投げ用の天秤(仕掛けを飛ばすための道具)が驚くほど充実しています。

竿のセットが4000円、仕掛けをいくつか買っても合計で5000円以内。

これなら、家族全員分を揃えても、ちょっと豪華なランチ1回分くらいの予算で済んでしまいます。

1本の竿で「サビキ」から「ちょい投げ」へ

この万能竿の良さは、現場で遊び方をすぐに変えられるところにあります。

まずは足元にサビキ仕掛けを落として、アジやイワシを狙ってみる。

もしアタリが遠のいたら、同じ竿のまま、仕掛けをちょい投げ用の重りにチェンジ。

少し遠くに投げて、底にいるキスやハゼを探る。

専用の竿だと「これはサビキ用だから投げちゃダメ」なんて制約に縛られがちですが、汎用ロッドならそんなの関係ありません。

目の前の海で、今何が起きているか。

その変化に柔軟に対応できるのが、実は一番贅沢な釣りの楽しみ方。

「次はあっちに投げてみようか」なんて会話が生まれるのも、この1本があるからこそ。

道具よりも「体験」を詰め込もう

釣具店に行くと、つい「失敗したくない」という気持ちから、あれこれ買い込んでしまいがち。

でも、本当に大切なのは道具のスペックではなく、海辺で家族と一緒に笑い合う時間。

ニュージーランドの簡素なパッケージに包まれた竿たちは、そのことを静かに教えてくれているような気がしました。

まずは手の届きやすいセット竿を手に取って、近所の堤防へ出かけてみませんか。

難しいルールやテクニックは、後からついてくるものです。

潮の香りを感じて、魚が引く感触にドキッとする。そんなシンプルな感動を、まずは大切な人と一緒に味わってみてほしい。

釣りって、こういう瞬間がたまらない!というエピソードがあれば、ぜひこの記事をシェアしてSNSで教えてくださいね。

あなたの気づきや体験が、他の誰かの楽しみにつながるかもしれません。

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次回も、日常がちょっと豊かになる釣りのヒントをお届けしますので、お楽しみに!

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出典:外部リンク

NIWA (2023). Marine recreational fishing. National Institute of Water and Atmospheric Research.

https://niwa.co.nz/fisheries/recreational-fishing

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