
(手前から時計回りに)インチラーダメヒカノ、カルニタスミール、マチョナチョス
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公開日:2026年5月1日 11:19更新日:2026年5月1日 11:36
[胃心地いいね](877)オブリガード 読谷村古堅497の1・1F
今年、開店50周年を迎えた読谷村のメキシコ料理店「オブリガード」。イチ推しメニューは、皿1枚に魅力を凝縮した「インチラーダメヒカノ」(990円)。タコスミートに似た牛肉を自家製のコーントルティーヤで巻いてメインに。ひよこ豆を炒め煮してマッシュポテトのように仕上げた付け合わせと、メキシカンライスを添える。トルティーヤのもちもち感ととろけるチーズ、チリソースが絶妙に絡み合う。

(手前から時計回りに)インチラーダメヒカノ、カルニタスミール、マチョナチョス
豚肉を8時間煮込み、手作業で丁寧に脂肪を取り除いて作る「カルニタスミール」(1890円)はボリューム満点。肉のうまみを残しつつもさっぱりとした後味だ。小麦粉やコーンのチップスに、酢漬け唐辛子やタコスミート、アボカド、サワークリームをのせた「マチョナチョス」(1350円)も満足度が高い。
4代目オーナーで長野県出身の大工原亨さん(50)によると、開店時は24時間喫茶で、スペイン系米国人の男性と沖縄出身の妻が本格的にメキシコ料理を始めた。自身は10年前、改装工事を手伝った際に、試作中のステーキタコスの味に魅せられた。飲食を学ぼうとアルバイトを始め、2021年に店を引き継いだ。

カジュアルで明るい店内に立つ大工原亨さん(右から2人目)とスタッフ
大事なのは「地元客のソウルフードであり続けるため、味を変えないこと」。代々同じ原産地の食材を使い、レシピを維持。物価高でもキッズメニューは500円から上げず、子連れで来やすく。フードロスを防ぐ取り組みも継続する。
伝統を守りながら、新しいメニューにも挑戦中だ。ビーガン客向けに、大豆ミートを使ってチキンの食感を出し、豆乳マヨネーズを加えたビーンズブリトーセット(980円)はその一例。「大衆食堂として客の裾野を広げたい」と次の50年を見据えている。(中部報道部・新里健)
【お店データ】午前11時~午後9時、ラストオーダー午後8時半。不定休。駐車場あり。 電話098(956)7420。

【地図】メキシコ料理店 オブリガード
