4月28日、米国を国賓として訪問中の英国チャールズ国王はホワイトハウスでの晩餐会に出席した(写真:AP/アフロ)
[ロンドン発]英国のチャールズ国王とカミラ王妃は4月27日から4日間の日程で建国250周年を迎える米国を公式訪問中だ。イラン戦争への協力を巡り極度に悪化したドナルド・トランプ米大統領とキア・スターマー英首相の関係修復を図る狙いも秘められている。
英国のチャールズ国王、米国議会での演説に喝采
訪問2日目の28日、国王は上下両院合同会議で英国君主として1991年のエリザベス女王(故人)以来2人目となる演説を行った。国王は北大西洋条約機構(NATO)とウクライナ支援の重要性を訴え「権力は抑制と均衡に服する」というマグナ・カルタ(大憲章)の原則に触れた。
貿易特使時代の不正行為で逮捕、釈放されたアンドルー・マウントバッテン・ウィンザー容疑者=王位継承順位8位=が深く関わっているエプスタイン事件への言及は「両国社会に悲劇的に存在する諸問題の被害者を支援する」との発言にとどまった。
4月28日、米連邦議会で演説を行った英国のチャールズ国王。退席する際に上院議員から握手を求められた(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)
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国王といえども法に従うべきだとの「法の支配」をうたったマグナ・カルタへの言及はトランプ氏と対峙する米野党・民主党議員から喝采を浴び、演説は12回のスタンディングオベーションを受けた。その夜、公式晩餐会がホワイトハウスで開かれた。
