家庭学習で生成AIを使ったことがある小学生は28.1%。前年度の13.7%から1年で約2倍に急増しました。タブレット端末の普及とともに、子どもたちはすでにAIを身近なツールとして使い始めています。先生の側でも8割超の学校で授業準備にAIを活用。「どう使うか」の指導が急務になっている、東京都教育庁の最新調査をお伝えします。
端末普及でAI利用が倍増。トラブル防止と学びのため、適切な活用場面の選択やリテラシー指導を推進する。
出典:東京都教育庁
一人一台の端末環境が、AIへの接点を生んでいる
東京都教育庁の「令和7年度 児童・生徒のインターネット利用状況調査」から、小学校でのタブレット端末の普及と生成AI利用の広がりが浮かび上がりました。小学生がインターネット利用に使う機器として「タブレット端末・パソコン」は72.3%に達し、スマートフォンやゲーム機を抑えて最も高い割合となっています。一人一台の端末環境が整ったことで、子どもたちがAIに触れる機会も急速に増えているのです。
家庭学習でのAI利用、1年で2倍
家庭学習で生成AIを「使ったことがある」と答えた小学生は28.1%。前年度の13.7%から約2倍に増えました。1年間でこれほどの伸びは異例です。学校から配られた端末を使って、子どもたちはすでに自分でAIに触れています。
「分からないことを聞いてみる」
「作文の参考にしてみる」
家庭での使い方は、大人が思っている以上に広がっています。
先生の8割が活用、授業導入も3割超に
先生の側の活用も進んでいます。授業準備や教材研究に生成AIを活用している先生がいる小学校は81.8%と、ほぼすべての学校に導入が広がりました。さらに、実際の授業で児童に生成AIやAI学習ツールを使わせている先生がいる小学校は34.1%。まだ多数派ではありませんが、教室への導入は確実に始まっています。授業準備の効率化から、子どもたちの学習活用へ。AIの存在感はこの1年で大きく変わりました。
「使いこなす力」と「リテラシー」が次の課題
これから重要になるのは、「どの場面で、どう使うか」の指導です。小学校ではインターネット利用に関するトラブル、たとえば文章が原因のけんかなどを経験している学校が約6割にのぼります。AIを便利に使うだけでなく、リスクを理解した上で適切に活用するスキルが必要です。今回の調査の目的にも、児童が「生成AIを使いこなす力」「リテラシーの向上」を身につけることが掲げられました。子どもたちが触れる前ではなく、触れている今だからこそ、教える内容も変わっていく時期に来ています。
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