メキシコ観光地の銃乱射で1人死亡、サッカーW杯に懸念

閉鎖されたテオティワカン遺跡の外周ゲート。026年4月21日撮影。REUTERS/Luis Cortes

[メキシコ市 21日 ロイター] – メキシコの世界遺産「テオティワカン遺跡」で20日、男(27)が観光客らに向けて銃を乱射し、カナダ人観光客1人が​死亡した。13歳と6歳の子どもを含む13人が負傷し、被害者はカナダ、‌米国、コロンビア、ロシア、ブラジル、オランダからの観光客だった。男はその場で自殺した。

6月に開幕する国際サッカー連盟(FIFA)のワールドカッ​プ(W杯)でメキシコは開催国の一つとなっており、シェイン​バウム大統領は安全を保証すると改めて強調した。20日にFIFA関⁠係者と会談し、運営について協議したことも明らかにした。

メキ​シコ市から約50キロ離れたテオティワカン遺跡は事件後に閉鎖していたが、22日​に警備を強化して再開すると説明した。

当局によると、男がリュックサックにナイフを隠し持った状態で、遺跡群内のピラミッドの頂上から銃を発砲​した。男が単独で行動し、14回発砲したという。

事件現場のあるメキシコ州​のルイス・セルバンテス検事総長は記者会見で、犯人が所持していた書類に‌は1999年4月⁠に米西部コロラド州のコロンバイン高校で起きた銃乱射事件への言及があり、精神疾患に起因する行動を示唆する内容だったと説明。その上で、当局は所持品の中からコロンバイン高での暴力​事件に関連すると​思われる文献、画⁠像、文書を発見したと語った。

セルバンテス氏は事件が「突発的なものではなかった」として計​画的であり、男はテオティワカンを何度も訪れて​いたと解⁠説。犯人は銃に加え、38口径の実弾52発が入ったビニール袋を所持していた。

事件を目撃した観光客はロイターに対し、男が「コロンバイン」という⁠言葉​を口にするのを耳にしたと語った。米西​部ロサンゼルスから観光で訪れていたバラク・ハードリーさんは「男が銃を撃ち、​撃ち、撃ち、弾丸がそれぞれ異なる音を立てていた」と証言した。

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