20日、東北地方で最大震度5強を観測する強い地震が発生しました。

気象庁と内閣府は「後発地震注意情報」を発表し、地震の発生から1週間程度、すぐに避難できる態勢をとるよう呼び掛けています。

いつ起こるかわからない地震。日ごろの備えを防災士に聞きました。

20日午後4時52分ごろ、三陸沖を震源とする強い地震が発生。

地震の規模を示すマグニチュードは7.7で、青森県の階上町で「最大震度5強」を観測しました。
 
また 気象庁と内閣府は、大規模な地震がおきる可能性が平常時より相対的に高まっていることを示す「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表しました。

(内閣府の担当者)
「すぐに逃げられる態勢の維持、 非常持ち出し品の常時携帯などをお願いします。防災対応を取るべき地域の方々は、揺れを感じたり、 津波警報等が発表されたら、津波からの命を守るため直ちに避難することが重要です」

今後1週間程度、北海道から千葉県にかけた182の市町村で、すぐに避難できるよう備えの徹底が呼びかけられています。

県内で、消防防災設備の施工と補修を行っている「長崎ユタカ」。

いざという時の食料や、衛生用品をまとめた非常用持ち出し袋などを取り扱っています。

防災士の資格を持つ、濵 長彦さん。

備えは、地震の前と後でそれぞれに必要だと話します。

(防災士 濵 長彦さん)
「地震が発生する前は備え、自分の身を守るための備えが必要。発生した後は日常的な生活を守っていくためのもの」

発生前の備えとしては、タンスなどの大きな家具が倒れて来ないように突っ張り棒などで固定。

命を守れる環境を整えることが大切だということです。

そして地震が発生した後のための備えは…。

(防災士 濵 長彦さん)
「1番重要なのは、まずは生活していくために人間というのは “水が必要”。1人1日に、3Lの水が必要と一般的には言われている」

日頃からペットボトルなどで準備しておくのも、ひとつの方法です。

また 普段から使っている日用品も、災害時に役立ちます。

(防災士 濵 長彦さん)
「ひとつの例としては、ラップ。すごく寒いときに巻いて保温効果がある。そういう使い方もできる」

スリッパは、ガラスの破片などが足に刺さることを防げます。

(防災士 濵 長彦さん)
「防災グッズとして買ってもいいが、実際に使っているものを防災の時に使うこともいい」

物を備えることに加えて「事前に確認しておくべきこと」も。

(防災士 濵 長彦さん)
「どういったリスクが自分が住んでいるところにあるのか。さらに避難所の確認、自分の身近なところから進めてみる」

政府は去年7月、長崎市や佐世保市など、県内8つの市と町を南海トラフ地震が発生した場合に著しい地震災害が生じるおそれがある「防災対策推進地域」に初めて追加しています。

今できる準備をすすめることが「もしも」の時に役立ちます。