BloombergのMark Gurman氏が執筆した記事によると、長らく待望されている(しかし、依然としてうわさの域を出ない)「iPhone Fold」では、「iPhone」史上「最も重要な刷新」となる全く新しいデザインが採用される見通しだという。

 iPhone Foldは2026年に登場する可能性もある。ライバルのスマートフォンメーカー各社は、折り目を最小限に抑えて、多機能カメラを搭載し、折りたたみ式デバイスの耐久性を従来のスマートフォンと同等の水準まで高める方法をすでに見つけている。全く新しいiPhoneのフォームファクターが実際にユーザーの役に立つためには、単なる目新しさ以上のものが必要になるだろう。

 Appleの折りたたみ式iPhoneは、OPPOの「Find N2」やGoogleの初代「Pixel Fold」のように、横長のディスプレーを搭載するとうわさされている。横に長いアスペクト比のおかげで、動画視聴時のレターボックス(画面の上下に表示される太い黒枠)を最小限に抑えることができる。ただし、現行の「iOS」システムには、大型スマートフォン(「iPhone 17 Pro Max」)の大画面を有効に利用できる機能があまりない。

iPhone 16 Pro MaxとGalaxy S24 Ultraの上に載っているGalaxy Z Fold7(提供:Jason Hiner/ZDNET)
iPhone 16 Pro MaxとGalaxy S24 Ultraの上に載っているGalaxy Z Fold7(提供:Jason Hiner/ZDNET)

 AppleのiPhone Foldでは、折りたたみ式デザインを最大限に活用するために、真のマルチタスク機能(現行のiPhoneには搭載されていない)が必要になるだろう。サムスンやOPPO、Vivoなどは、すでにそれを実現している。Appleが画面分割機能やマルチウィンドウ機能をiOSに追加することがあるとしたら、まさに今がその時だろう。

 これに最も近い機能は「iOS 26」の「ピクチャインピクチャ」モードだが、「Galaxy Z Fold7」で2つのアプリを並べて表示したり、OPPOの「Find N6」で3つのアプリを並べて表示したりできるのとは全く異なる。

 Appleは大型iPhoneの6.9インチディスプレーを十分に活用していない、と筆者は以前から主張してきたが、iPhone Foldによって、そうした状況がようやく変わるかもしれない。ただし、それを実現するのは大変な作業になるだろう。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)