先週末にイランとの協議が物別れに終わった直後、唐突にトランプ氏が打ち出したのはホルムズ海峡の“逆封鎖”。それによって何が起きているのか取材してきました。
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■「1隻も出られていない」“逆封鎖”ホルムズ海峡に異変
先週末の停戦協議の直後から、ホルムズ海峡では、異変が起きていました。
東京大学大学院 渡邉英徳教授
「トランプ氏が対抗措置として『封鎖をする』と言ってから1隻のタンカーも出られていない」
ホルムズ海峡を通過した後にUターンして戻る船。
船舶の識別信号を追跡・分析している渡邉氏によると、トランプ氏が“逆封鎖”を宣言して以降、16日まで、ホルムズ海峡を抜けて外洋に出たタンカーは1隻もいないというのです。
東京大学大学院 渡邉英徳教授
「こちら側はアメリカが非常に影響力‧強制力を持っている海域になっているということですね」
16日、トランプ大統領も「“逆封鎖”は驚くべき効果を上げている非常に強力に機能している」と発言。
イランの港から出てくる船を止めるため、ホルムズ海峡の入り口付近にアメリカ軍の艦艇が集結しているのです。
そもそものイランによる封鎖に加え、突如、アメリカが始めた“逆封鎖”によって、どんな船もホルムズ海峡からは出られなくなったのでしょうか。
ところが、17日、ホルムズ海峡を抜けていく航跡がみられたのです。
■1隻だけ通過 停戦協議仲介のパキスタン船籍
東京大学大学院 渡邉英徳教授
「パキスタンの船籍。調べてみたらパキスタンの国営企業が持ってる船です。パキスタンの船だというのが象徴的ですね」
ただ1隻、ホルムズ海峡を抜けていったのは、アメリカとイランの停戦協議を仲介しているパキスタンのタンカー。
封鎖をかけあう両国から中立な立場とみなされ、通過が許されたのでしょうか。
パキスタンで4月11日に開かれた21時間にも及ぶアメリカとイランの直接交渉。
しかし、合意は得られず、トランプ大統領はイランに出入りする船を封鎖すると宣言。ホルムズ海峡の緊張は一気に高まっていました。
