Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。540回目です。新作も新パッチも続々。
ネズミはどこから来たのか、どこへ行くのか

まったりと『Gaia Maker』を動かしていました。大昔に『シムアース』というゲームをプレイして非常に印象に残っていたんですが、再びプレイしようにもなかなか環境を用意するのが難しい作品なんですよね。どうにかしてプレイする方法はないものかなぁと時々思い出すものの、そのたびに虚しく諦める日々を過ごしていました。ですから『シムアース』のようなジャンルが盛り上がることを願って作られたという本作を見かけた時にはなんだか嬉しかったです。もちろん何もかもがそのままではありませんが、かなり『シムアース』気分を味わっています。
今のところはあまり星の環境には介入せず、時間とともにどんな変化が起きるかを眺めています。最低限のテラフォーミングで大気を作った後は、ほんの少しだけ生き物を置いてひたすら放置。最初に投下したのはわずかな個体数のヒトデ・クラゲ・アリ・ハチの4種だったんですが、時間経過とともに個体数が増加し、他の生命も生まれ、いつの間にかネズミが文明を築いていました。
同じネズミ文明の間でも地域による差が生じていて、全世界が工業化ネズミ文明に覆われつつある中で砂漠にぽつんと鉄器ネズミ文明が息づいているのも見つけました。彼らもいつか滅びの道を辿るのでしょうか。今ある文明も時代の波に飲まれて消えていくのでしょうか。私の小さなPCの中で、なんだか歴史が生まれているような気がしてしまいます。
by. Naoto Morooka
期待通りの手堅い和風伝奇ミステリー

今週は、『何度目かの式』を遊んでいました。本作は、殺された花嫁が死に戻りながら自身の殺人事件を未然に防いでいく、和風伝奇ミステリーADVです。本作の世界では、5年前に竜神が宿るという四龍川が氾濫。主人公の笹倉瑞月は、水難事故に巻き込まれたところを青年・龍城辰吾に助けられたのでした。本作では21歳になった笹倉瑞月のもとに、龍城辰吾との縁談が舞い込みます。瑞月は、さまざまな事情から縁談を承諾。龍城家が氏子を務める央龍神社で、結婚式を挙げることとなります。しかし笹倉瑞月は、式当日に何者かの策略によって死亡。さらに死んだはずの彼女の前に、央龍神社に祀られる龍神が現れ、生きていた時間まで戻ることとなります。龍婚の日なる式にまつわる伝承。繰り返される事件と殺意。殺された花嫁が死を回避するため事件の真相に迫る、いくつもの殺人事件が繰り広げられます。
本作はテンポよくストーリーが進行。個々の事件はわかりやすいものの、次から次に主人公が殺されます。プレイヤーもどんどん謎を解くこととなるので、サクサク進む謎解きがまず心地よかったです。またストーリー自体も、短いプレイ時間の中で手堅く展開。和風伝奇ミステリーと聞いて想像する内容を、最後までしっかりやりきってくれた1本でした。
by. Keiichi Yokoyama
手にする重み

『Pokémon LEGENDS Z-A』およびDLC「M次元ラッシュ」のサウンドトラックがようやく自宅に到着。2月頃に予約した覚えがあり、発送の直前にはそわそわしながら待機していました。レベルアップやアイテム拾得のちょっとしたジングルも含め、全150曲約5時間にわたる楽曲が収められている。設定資料も収録。
『Z-A』では美麗になったミアレシティや従来の『ポケモン』とは異なるゲームシステムもさることながら、そうしたゲーム体験を彩る音楽はまさに珠玉。各トラックを聞けばさまざまな出来事が想起される。ダンバル系列、全然捕まらなかったなあ……曲に体験が紐づいているとはまさにこのこと。そのほかトラックの名前を見たりすると、同じように聞こえていた戦闘曲も少しずつ違っていることに気づく、というような発見もある。地区ごとに用いられる楽器の違いを心置きなく比較できるのもサントラのいいところ。
ところで、近年ではダウンロード販売方式が浸透し、サブスクサービスも大きくシェアを広げている。そうしたサービス向けにゲーム楽曲が展開されることもある中で、やはり手元に物理媒体で物が残るのは不思議な感慨がある。ついつい買ってしまうんですよね、サントラ。いつになっても手に収まる「重み」の魅力には抗えない。
by. Kosuke Takenaka
魅力も苦労も海賊特化

『Windrose / ウィンドローズ』をプレイしていました。本作はオープンワールドサバイバルクラフトゲームですが、装備や道具の耐久値もなく空腹時にデメリットもないという、サバクラの面倒な部分が大胆に省かれた仕様。海賊というテーマに特化しており、戦闘と海洋冒険が持ち味のゲームです。
とはいえ作業要素もしっかりとあって、特にクラフト時には素材を多めに要求されるため、素材集めや加工に勤しむことになります。ただ個人的に好きなポイントが、苦労して集めた素材を装備の強化や拠点の拡張だけでなく、海賊船の強化にも用いる点。サバクラといえば拠点づくりがメインになりがちですが、本作では船も主役なわけです。
また海賊船で海に繰り出した後も結構大変で、特に別の島にたどり着くまでにはなかなか時間を要します。裏を返せば手塩にかけた愛船をたっぷりと操作するパートになっており、“海賊特化サバクラ”として労力が発生するポイントにも捻りが利いています。サバイバルクラフトといえばガワだけが違って中身は変わり映えしないゲームも少なくないジャンルですが、本作のように特定のテーマに特化させればこうも見え方が変わるのだなと感心しています。
by. Hideaki Fujiwara
内容はゆめかわ『Dead Space』

『プラグマタ』を遊んでいます。カプコンの技術力が炸裂しており、なんならセクシーまであります。めっっちゃ技術見本市。『バイオハザード レクイエム』からそうではあるんですが、PC最適化+現代技術表現という点でいうと、カプコンはまじで世界トップクラスですね。今回はSF(宇宙)という最近ではAAAはあんまり出てないジャンルなのもあり、持ち前の技術セクシーが往々として出ていて、かなりすごい。レイトレ+パストレでやってますが、透明ツヤツヤ感が艶。やはりセクシー。モーションデザインも上質で、各種UIもおしゃれ。どの部分も細部にまでディテール凝らされており楽しい。カプコン作品ではSF+スタイリッシュはやや久しいこともあり鬱憤晴らすかの如くセンス爆発しています。
ゲーム自体はオーソドックス。パズル+TPSは新鮮ですが、宇宙船で謎を解いていくいわゆる『Dead Space』スタイル。超新しい挑戦をしているわけではないんですが、技術やアート面での表現がかなり強力で、進めているだけで目が嬉しいゲームに仕上がっています。小物もひとつひとつ凝っていて面白い。それぞれのアセット見ているだけで楽しいです。
by. Ayuo Kawase
