’25年1月に送検された当時の矢口被告
痛ましい事件から1月22日で1年が経った。
’25年の同日、JR長野駅前でバスを待っていた男女3人を、男が牛刀を使い無言で次々と殺傷。当時49歳の男性が死亡した。殺人の罪などで起訴されたのは、長野市の無職・矢口雄資被告(47)だ。
「逮捕直後、矢口被告は黙秘していましたが最近は一転。『無罪を主張します』『裁判ですべてを話す』などと供述しているそうです。長野地方裁判所では、今年1月20日から裁判員裁判に向け証拠や争点を絞り込む公判前整理手続きが始まっています」(全国紙司法担当記者)
『FRIDAYデジタル』は、事件発生直後に現地に赴き取材している。凄惨な犯行と、多額の借金に苦しんでいたという矢口被告の生活実態を振り返りたい――。
牛刀を持ったまま逃走
「キャー!」
「助けて!」
JR長野駅善光寺口のバス乗り場に、人々の悲鳴が響いたのは‘’25年1月22日の夜8時ごろだった。事件前にホームセンターで購入したとされる牛刀を持った男が、バスを待っていた男女3人を次々に殺傷したのだ。
「犯人は牛刀を持ったまま現場から逃走します。実行犯と思われる矢口被告が、殺人未遂の疑いで長野県警に身柄を拘束されたのは事件から4日後の1月26日の朝。長野駅から自宅マンションまで逃げた矢口被告の足取りを、複数の防犯カメラ映像をつなぐ『リレー捜査』でつかんだんです。
公開されたカメラ映像から、自身を特定されるのを恐れたのでしょう。矢口被告に変装の意図があったのか、事件直後にあったアゴひげは剃られ、長かった髪も短くなっていました」(全国紙社会部記者)
刺された3人と矢口被告には面識がなかったという。なぜ矢口被告は、無差別の犯行に及んだのだろうか。

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