ゼレンスキー氏、安保文書「準備整う」 トランプ氏と最終調整へ

写真はウクライナのゼレンスキー大統領。キプロスの首都ニコシアで7日撮影の提供写真。HADJIELIA KYRIAKOS /PIO/Handout via REUTERS

[キーウ 8日 ロイター] – ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、ウクライナ
に対する安全の保証
に関する文書について、トランプ米大統領との最終調整に向け「実質的な準備が整っている」との見解を示した。トランプ政権はロシアとウクライナの双方に和平合意を働きかける仲介役の立場を取っており、協議内容を踏まえてロシアにも合意を促すとみられる。

ウクライナ側と米国特使、西側の「有志連合」は今週、パリで和平へ向けた枠組みを巡って協議。 米国は6日、ロシアの再侵攻を防ぐための「安全の保証」を提供する案に初めて支持を示した。ゼレンスキー氏は、ウクライナと米国特使の7日の会合でウクライナとロシアの戦闘終結に向けた枠組みの中の「複雑な問題」が議論され、ウクライナ側が対応策を提示したとXに投稿。枠組みのうち9割程度は合意に至っているものの、ウクライナ南部のザポリージャ原子力発電所の管理権を巡る扱いや領土問題といった難題が残っているとしている。ゼレンスキー氏は、ロシアによる7日のエネルギーインフラに対するミサイル攻撃を踏まえ、ロシアへの圧力強化と、安全の保証の明確化を訴えた。

ゼレンスキー氏は「米側がロシアと協議すると認識している。侵略国が戦争終結を真に望むかどうかの反応を期待する」とし、ウクライナの戦後復興や経済開発に関する文書についても協議があったと説明した。

世界銀行は昨年、今後10年間のウクライナ復興費用を5240億ドルと試算している。

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