まんが家夏福の「フェリーで行く、千葉・館山サイクリング」|夏福ゆるポタエッセイ vol.21
連載「まんが家・夏福のゆるポタコミックエッセイ」今回は千葉・房総エリアへ、アクセスは神奈川県横須賀からフェリーで千葉県の金谷港を訪れました。
フェリーで行く南房総
今回は千葉県の南部をゆるポタ! 冬の間も雪の少ない温暖な気候で自然も多く、そして熊が生息していないとされていて、サイクリングには最高ではありませんか。
走るのは千葉県ですがスタート地は神奈川県横須賀市です。フェリーに乗って海を渡ります。茨城県民の私が隣接する千葉県へ行くのになぜフェリーを使って? となりますよね。もちろん陸路でも可能ですが、千葉の南部へ行くには電車の乗り継ぎが4~5回となかなかハードルが高く、毎回輪行で異常に緊張する心配性の私としてはちょっと避けたいルートなのです。輪行が苦手なくせに遠方へと行きたがる厄介なやつですね。ところが、東京を挟んで神奈川まで行ってしまえば電車の乗り換えは一回だけ。そこからはフェリーで渡れるというじゃありませんか。これなら行けそうだと決定。あと、シンプルにフェリーに乗りたい。
まずは電車輪行です。ロードバイクよりもコンパクトになる小径車を購入してから輪行のハードルが少し下ったので、今回も小径車で行くことにしました。乗り換えは一回だけとはいえ、ターミナル駅なので不安に思っていたのが的中。同じホームに羽田空港行きの電車も乗り入れているため想像以上の大混雑。人でごった返す中を輪行袋を抱えての移動は難しく、これは乗り換えができないかも…と呆然としていたら、羽田空港行きの電車が先発だったため、発車後は先ほどの混雑が嘘のように解消し、無事予定していた電車に乗り継ぐことができました。とはいえ、私が乗った京急久里浜線もこの時はまぁまぁの乗車率だったので、ロードバイクのサイズだと置き場所にちょっと困ったかもしれません。
東京湾フェリー久里浜港の最寄り、京急久里浜駅からは一旦輪行を解除して、約2km離れたフェリー港へと向かいます。
やって来たのは「しらはま丸」。ペリー来航170周年を記念して黒船をイメージした塗装なんだそう。この航路では他に白い船体のかなや丸も航行しています。神奈川県の久里浜港から千葉県の金谷港まで約40分、11。5kmを結んでいます。
料金は、自転車を畳まず持ち込む場合は特殊手荷物料金で片道1、850円(往復3、350円)ですが、輪行袋に入れて持ち込む場合は通常の乗船料、片道1、100円(往復2、000円)で乗ることができます(最新の金額は公式料金表をご確認ください)。もちろん私は先ほど輪行解除したばかりの自転車をささっと畳んで乗り込みますよ。小径車は輪行作業が簡単なところもストレスが少なくていいですね。フェリー港には何人ものサイクリストがいましたが、そのほとんどが自転車を畳まず乗船し、その姿を「リッチだ…」と思いながら眺めていました。なるべく荷物を減らしたい、着いてすぐ出発したいサイクリストには畳まずに乗れるのはありがたいですよね。
自転車を大型荷物置き場に置いて、まずは船内探検。普段、船に乗ることがあまりないのでワクワクです。同行者は慣れているのではしゃぐ私を温かく見守ってくれていました。
出航すぐに海上に立つ灯台を発見。海獺島(あしかじま)灯台と言うそうで、名前の由来は昔ニホンアシカが生息していたということから。隣の島にはかつて波や風の観測を行う施設が立っていたんだそうです。
この日はあいにくの曇り空でしたが、富士山が見えました。
ひとしきりはしゃいだ後は腹ごしらえ。船内の売店には、黒船フランクフルトや黒船くじらコロッケといった気になるホットスナックが販売されていてどれにしようか迷いましたが、黒船くじらコロッケとよこすか海軍カレーパンをチョイス。それと、御船印も購入しました。「しらはま丸」と「かなや丸」の2種類があり、それぞれの船内売店で販売されています。
