特急電車(奥)と衝突し、炎上した軽乗用車(20日午後1時2分、京都府精華町で)=永尾泰史撮影
20日午前11時頃、京都府精華町の近鉄京都線
新祝園(しんほうその)
駅近くの踏切で、京都発橿原神宮前行きの特急電車(4両編成)と軽乗用車が衝突した。軽乗用車は炎上して特急の先頭部分に延焼し、同駅を出発直後の急行電車の側面にも接触した。軽乗用車からは運転手とみられる1人の遺体が見つかった。特急と急行の乗客計約580人にけがはなかった。
京都府警木津署の発表などによると、軽乗用車は、遮断機が下りた踏切の手前で停車していた車に追突してから踏切内に進入。南向きに走行してきた特急と衝突し、約200メートルにわたって押し出されて炎上した。追突された運転手は車を踏切外に走らせ、難を逃れた。
特急の運転士は「ブレーキをかけたが間に合わず、立ち往生している車とぶつかった」と話しているという。消防が消火活動にあたり、火は約50分後にほぼ消し止められた。
府警が遺体の身元と追突原因などを調べている。事故の影響で、京都線の一部区間は運転を見合わせたが、約9時間後に再開した。
近鉄衝突の図
特急電車の2両目に乗っていた公務員男性(46)によると、突然、警笛の音がして急ブレーキがかかり、「何かをはじいたような『パカーン』と乾いた音が聞こえた」という。乗客は車掌らに促され、最後尾の4両目から外に避難した。焦げ臭く、逃げる頃には車内に煙も立ちこめたが、「スムーズな誘導で、乗客も落ち着いて避難していた」と振り返った。
新祝園駅近くのカットサロンにいた美容師男性(77)は、特急電車が軽乗用車を押し出す状況を目撃したという。「電車が止まった後、車から煙があがり、炎が高く上がった。ピストルのような音が15回ぐらいなった」と話した。
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