能登牧場 枝肉品評10連覇 石川・福井肉牛共励会 

10年連続グランドチャンピオンに選ばれた能登牧場の平林将さん=金沢市才田町で

 黒毛和牛の品質向上を目指した品評会「石川・福井合同肉牛枝肉共励会」が1日、県金沢食肉流通センター(金沢市才田町)であった。能登牛53頭と若狭牛40頭が出品され、各県の最優秀賞から選ばれるグランドチャンピオンには、10年連続で能登町の能登牧場が出品した1頭が輝いた。

 県肉用牛協会が主催し、日本食肉格付協会などの審査員が肉の締まりやサシの入り方などを基に評価した。

 グランドチャンピオンの枝肉は重量688キロ、ロース面積107平方センチで「厚みがあり筋肉も大きく、脂肪交雑も緻密。迫力十分」と満場一致で決まった。続いて、競売も行われた。

 能登牧場が今回出品したのは、能登半島地震の1カ月前に牧場に来た牛たち。平林将専務(42)は「能登半島地震後の大変な状況を乗り越えてきた牛が評価されうれしい」と感慨を込めた。

 牧場は現在も再建途上で、飼養頭数を3割ほど減らしている。平林専務は「受賞を一つの区切りとして、これから復旧復興をスタートさせたい」と語った。(細見春萌)