
ウェリントンにあるニュージーランド準備銀行。9月24日撮影(2025年 ロイター/マーティ・メルビル)
[オークランド 26日 ロイター] – ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は26日、政策金利のオフィシャルキャッシュレート(OCR)を0.25%ポイント引き下げ、2022年半ば以来の低水準となる2.25%とした。ただ景気が回復しつつあると指摘し、現行の緩和サイクル終了を示唆した。
追加緩和観測が後退し、NZドル/米ドルは1週間超ぶり高値を付けた。
ロイターのエコノミスト調査では36人中32人が0.25%利下げを予想していた。
中銀は10月の会合で、一部の市場予想を上回る50bpの利下げを決定。2024年8月以降、計325bpの利下げを実施していた。
今回会合の議事要旨によると、2.50%での据え置きか0.25%の引き下げかで討議し、政策委員6人のうち5人が利下げに賛成した。
中銀は声明で、経済活動は25年半ばにかけて弱かったものの、回復しつつあると指摘。低金利が家計支出を促進しており、労働市場は安定化しているとし、インフレ見通しに対するリスクは均衡していると述べた。その上で「政策金利の今後の動きは、中期的なインフレと経済の見通しの進展次第になる」とした。
OCRについては、26年第1・四半期が2.20%、27年第4・四半期は2.65%と予想した。8月の予想より低いが、方向性としては上昇でタカ派スタンスを示唆した。
ASB銀行のチーフエコノミスト、ニック・タフリー氏は、追加緩和の可能性は大方の予想ほど高くないとし、追加利下げは経済が低迷した場合に限られるとの見方を示した。
NZドルは1.0%上昇し0.5682米ドルと、1週間以上ぶりの高値。2年物スワップ金利は8ベーシスポイント(bp)上昇し2.6653%。市場の追加利下げの織り込みは前日の50%超から22%に低下した。
中銀は「経済に大幅な余剰能力がある」ことが今回の利下げの理由になったとする一方、インフレと生産の上振れリスクにも特に注意を払ったと述べた。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab
