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今回は2025年第2四半期における賃貸マーケットとコンドミニアムの売買状況についてお話したいと思います

トロント不動産協会(Toronto Real Estate Board=TREB)発表による2025年第2四半期のRental Market Reportによりますと、今年4月~6月における賃貸物件募集件数は2万7060件、前年同期比16%アップとなりました。成約件数は2万417件と、前年に比べて16.6%アップとなりました。2025年第1四半期と比べてさらに募集件数が増加する一方、成約件数は第1四半期と横ばいな増加率となりました(図1、2)。

平均賃料を見ますと、バチェラー(ワンルームタイプ)は1873ドル、1BRが2326ドル、2BRは3066ドル、3BRが3924ドルと、全ての間取りにおいて前年同期比で約1.2~5.1%程度のダウンとなりました。3BRにおいては前期に引き続き400ドルを下回る賃料になりました。2025年第1四半期に比べると、1BR以外の間取りにおいて0.1~1.5%程度平均賃料が上がりましたが、不動産シーズンであるはずの第2四半期において、1BRの平均賃料が第1四半期より下がっていることは、引き続き同タイプの間取りにおいて供給過多状態が続いていることを示しています。成約件数においては、全ての間取りにおいて前年同期比約0.8%~20.7%アップと賃貸ニーズは変わらず継続しています。第1四半期と比べますと、第2四半期は不動産も人の動きも活発になるシーズンのため、成約件数は全ての間取りにおいて前期比約35.8~41.91%程度のアップとなりました(図3)。

賃貸マーケットの平均賃料の下落、成約件数の急増の背景として引き続き売買マーケットの不振があります。トロント不動産協会による2025年第2四半期のコンドミニアムマーケットレポートによれば、平均不動産価格は68万5961ドルと前年同期比2.2%ダウンでした。また、この期間に売出しされた件数は9530件で前年同期比39.3%アップに対して、実際に売れた成約件数は4413件で前年同期比20.9%ダウンと、コンドミニアムの売買マーケットにおいて前年に引き続きさらに供給が増えている一方で、成約数が減っていることを示しています(図4)。

今年第2四半期において最も売れた物件の価格帯は、第1四半期同様、50万ドル~60万ドル、および60万ドル~70万ドル、次いで40万ドル~50万ドルでした。40万ドル台が引き続き第3位になっていることはコンドミニアムの平均価格の低下を顕著に示しています。また最も売れた間取りは2BRの34%、および1BR+DENの25%、次いで1BRの17%となっています。2BRと1BR+DENの割合が前年同期比で各1%アップずつ伸びており、このことから不動産平均価格の低下によって、買えるならばより広い1BR+DENや2BRのタイプを購入している人が増えていることが窺えます(図5)。

エリア別の平均不動産価格を見てみますと、高額順にハルトン地区73万6017ドル(前年同期比8%アップ)、トロント地区71万7210ドル(前年同期比7.4%ダウン)、ヨーク地区65万8082ドル(前年同期比8.2%ダウン)、ピール地区55万5757ドル(前年同期比10.6%ダウン)、ダラム地区54万4011ドル(前年同期比4.5%アップ)となり、ハルトン地区を除いてエリアでは平均不動産価格が下がっています(図6)。

1年のうちで最も繁忙期である第3四半期の結果も気になるところです。買いたい人、借りたい人にとってはまだまだ好機会といえるマーケットです。出会いとタイミング逃さず良物件を見つけてください!

※弊社では、不動産売買・賃貸、物件管理、商業物件など各種物件のお捜しを承っております。お部屋探しに関する疑問・質問、ご要望についてお気軽にご相談ください!

スターツコーポレーション 増田利加
Starts Realty Canada, Inc

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