展覧会は全4章構成。本館では第1章「アール・デコの萌芽」、第2章「独自のスタイルへの発展」、第3章「モダニズムと機能性」を通じて、1910〜30年代にかけてのアール・デコ期に生み出されたジュエリーの変遷を辿る。展示されるのは、歴史的価値が認められた「パトリモニー コレクション」の名品をはじめ、個人コレクションから厳選されたジュエリー、時計、工芸品など約250点。さらに、メゾンの貴重なアーカイブ資料約60点も公開されている。
続く新館・第4章「サヴォアフェールが紡ぐ庭」では、金細工や形を変えるジュエリー、「ミステリーセット」、エナメル加工、宝石彫刻といった、ヴァン クリーフ&アーペルが誇る卓越したクラフツマンシップ=サヴォアフェール(匠の技)に焦点を当てる。現在に至るまで受け継がれてきた匠の技が、時を超えて観る者の心を捉えるだろう。本展は、時代の芸術潮流の多様な側面とそれがメゾンの創造に与えた影響を再発見する機会であると同時に、ブランドの永続するエレガンスと革新性に新たな光を当てる場だ。

《絡み合う花々、赤と白のローズ ブレスレット》(1924年)プラチナ、エメラルド、ルビー、オニキス、イエローダイヤモンド、ダイヤモンド ©Van Cleef & Arpels

《コルレット》(1929年)プラチナ、エメラルド、ダイヤモンド ©Van Cleef & Arpels
