50年前の欧州旅行の写真を発掘
以前、50年前の志賀高原のスキーリゾートに集まった懐かしいクルマたちの特集を2回にわたって掲載し、読者の大好評をいただいた。
当時の私は、すでに鉄道写真を撮る事は止めていたが、各地に遊びに行った際には、少しずつクルマのスナップを撮っていたのである。むろん、未だ、ネコ・パブリッシングは影も形もないころの話だ。
50年前のパリの街角。路上駐車しているポルシェ356やフォード・カプリ、ルノーサンク、メルセデスなどが見える。 笹本健次
スキーリゾートの写真も、パーキングに並んでいるクルマが面白かったので、つい沢山撮ってしまったが、SUVしかいない今と比べ、スポーツカーだってゴロゴロいる当時のスキーリゾートのクルマ事情が伺えて貴重な記録となったと思う。
そこで今回は、発掘したこれらの写真の中から、ヨーロッパ編として、大学卒業時に初めて23日間の『ヨーロッパ一周バスの旅』に参加した時のスナップ写真をご覧に入れよう。
ちなみに、件の旅行はパンナムの世界一周001便を使って南回りでベイルートまで行き、トランスファーして初めての欧州の地、ローマに降り立ち、そこから、延々バス旅でイタリア、フランス、オランダ、ドイツ各地を巡り、最後にドーバー海峡を渡って英国に到着。今度はヒースロー空港からアンカレッジ経由で羽田に戻るという、ハードスケジュールの旅であった。
こう書いてきて、何と懐かしいことかと思う。アンカレッジ空港のうどんを食べ、日本食が久しぶりでとても美味しく感じられたのも懐かしい思い出だ。
ローマからナポリ・ポンペイに向かう途中の、アウトストラーダで出会ったアルファ・ロメオ1300GTジュニア。
追い越し車線をカッ飛んできて、我々のバスを一気に抜き去っていった、感動の一瞬。
アルファ・ロメオ 1300GTジュニア 笹本健次
パリ市内で駐車していたアルピーヌA310は、まだデビューしたばかり。
先代のA110から大きく変貌してシャープなデザインとなってしまったが、パリの町並みには良く似合っていた。
アルピーヌA310 笹本健次
パリ郊外の田舎道を走るシトロエンGSは当時、日本でも一世を風靡した1台。
ハイドロニューマチックサスペンションで車高を上げて、砂利道を疾走していった。
シトロエンGS 笹本健次
夕暮れのパリの、華やかなショーウインドウの前に停まるマセラティ・ギブリの、何ともゴージャスなことか。ボディカラーも街並みに似合っていた。
その後ろに停まるは、アルファ・ロメオのジュリア・クーペ。イエローレンズのヘッドライトが、パリの街角を感じさせる。
マセラティ・ギブリ 笹本健次オースチン・ヒーレー3000
画像 当時の空気感を収めた貴重なフィルムから 50年前のヨーロッパ旅行で見た街角のクルマたち 全6枚
