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AFP
掲載日
2025年10月8日
スイスの香料・香味料に特化するジボダンは水曜日、米国で新工場の建設に着手すると発表した。投資額は2億1,500万ドル(1億8,500万ユーロ)だ。
Givaudan
オハイオ州シンシナティ近郊のレディングに建設されるこの新工場は、北米における同社の存在感を強化するものだ。同社の発表によれば、食品産業向けの事業部門だけでも、すでに米国とカナダに17の拠点を有しているという。
「この新拠点は、米国における当社のここ数年で最大の投資であり、ジボダンにとってこの市場の重要性を示すものです」と、同社のジル・アンドリエ最高経営責任者(CEO)は同リリースで述べた。なお、同リリースでは米国の関税には言及していない。
ドナルド・トランプ政権は、関税を通じて企業に米国内での工場建設と生産を促す考えだ。
同グループによると、最終的に同サイトで300人の雇用が創出される見込みだ。工場は24,000平方メートルに及び、将来的な拡張に備えて10万平方メートル超の用地が確保されている。工期は18カ月の予定だ。
Vontobelのアナリスト、アルベン・ハサナイ氏はリサーチノートで、北米は「成熟した市場」だが、ジボダンにとって「依然として大きな成長機会が広がっている」と指摘した。
ジボダンの事業は、ファインフレグランス、美容製品向け原料、衛生用品や洗剤向けの香りを含むフレグランス部門と、食品産業向けの香味料を手がけるフレーバー部門に分かれている。
ジュネーブを拠点とする同グループは昨年、売上高の23%を北米で計上しており、同地域では米インターナショナル・フレーバー&フレグランス(IFF)などと競合している。
ジボダンは10月14日に9カ月累計の売上高を公表する予定だ。全市場合計で、2024年の売上高は74億スイスフラン(足元の為替レートで79億ユーロ)に達した。
ジボダンは米国で強固な基盤を持つスイス企業の一つだが、バニラなど輸入が必要な天然原料の幅広いカタログに依拠している。
今年上半期の業績発表時、同グループは、米国の関税に伴い見込まれるコスト増を相殺するため、値上げを実施したと明らかにした。
チューリッヒ、2025年10月8日(AFP)
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