米国株式市場=3指数が続伸、月間・四半期でも上昇 政府閉鎖警戒も

米国株式市場は不安定な値動きとなる中、主要3指数が続伸し、月間と四半期でも上昇した。写真は2020年8月、ニューヨーク証券取引所(NYSE)で撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)

[ニューヨーク 30日 ロイター] – 米国株式市場は不安定な値動きとなる中、主要3指数が続伸し、月間と四半期でも上昇した。ただ、投資家は政府機関の一部閉鎖によって主要経済指標の発表が遅れ、米連邦準備理事会(FRB)の政策見通しが不透明になる可能性を警戒している。

主要3指数はFRBの追加利下げに対する期待を背景に、いずれも2四半期連続で上昇。また、S&P総合500種(.SPX), opens new tabとダウ工業株30種(.DJI), opens new tabは5カ月連続、ナスダック総合(.IXIC), opens new tabは6カ月連続のプラスとなった。トランプ大統領は30日、連邦政府機関の閉鎖期間中にも、政権が民主党にとって重要なプログラムの停止など「取り返しのつかない」変更を行うことが可能だと警告した。

過去の政府閉鎖による市場への影響は限定的だったが、一部アナリストは足元の不安定な経済情勢を踏まえると、今回はより大きな混乱が生じる可能性があると警戒している。

ジャニー・モンゴメリー・スコットのチーフ投資ストラテジスト、マーク・ルシーニ氏は「政府閉鎖の可能性に備えてポジション調整が行われた可能性がある」と指摘。「仮に閉鎖が起こり、10月3日以降も続いた場合、雇用統計など発表されない重要な経済指標が積み上がり始め、そうなれば投資家は現場で何が起きているか理解するのがやや難しくなる」と述べた。

S&P500は月間で3.53%上昇し、9月としては2010年以来最大の上昇率を記録。四半期では7.79%上昇し、第3・四半期として20年以来の大幅上昇となった。

ナスダックは月間で5.61%上昇。四半期では11.24%上昇し、第3・四半期として10年以来最大の上昇となった。

ダウは月間で1.87%上昇し、9月としては19年以来最大の上昇を記録。四半期では5.22%上昇した。

この日はヘルスケアが上昇を主導し、ファイザー(PFE.N), opens new tabが6.8%高。トランプ大統領は、同社が関税減免と引き換えに、低所得層向けの公的医療保険「メディケイド」加入者に提供する全ての処方薬の価格を引き下げ、新薬を「国際的な最低価格水準」で販売することで合意したと発表した。ダウ輸送株(.DJT), opens new tabは下落。米航空各社は29日、政府機関が一部閉鎖された場合、航空管制官や保安官が無給で働かざるを得なくなるほか、その他の業務も停止するなど航空業界に負担がかかり、運航遅延につながる恐れがあると警告した。サウスウエスト航空(LUV.N), opens new tabは2.6%安、ユナイテッド航空(UAL.O), opens new tabは2.2%安。破産法の適用から脱却した半導体メーカーのウルフスピード(WOLF.N), opens new tabは29%急伸した。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄が値下がり銘柄を1.27対1の比率で上回った。ナスダックでは1.02対1の比率で値下がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は185億6000万株。直近20営業日の平均は183億8000万株。

LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります
※米国株式市場

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