英国発のスマホブランドとして、今、日本で徐々にその存在感を高めているのがNothing Technologyだ。同社のNothing Phoneは、背面が透明でLEDが点滅するという独自の仕掛けを採用しており、デザイン感度の高いユーザーの人気を集めている。直近では、楽天モバイルとタッグを組んで販路を拡大し、日本での展開を加速させている。
【写真21枚】オプションを取り付けられるパーツなど、かゆいところに手が届く!「CMF Phone 2 Pro」を写真でじっくり見てみよう
そんなNothingは、メインブランドとは別に「CMF by Nothing」というサブブランドも展開しており、スマホもラインナップしている。日本でも、初代モデルの「CMF Phone 1」を販売。7月には、その後継機の上位モデルにあたる「CMF Phone 2 Pro」を展開している。メインブランドのNothingとは方向性が異なるものの、そのデザイン性の高さは健在。
色や素材、仕上げという言葉の頭文字から取った「CMF」という名のとおり、上質かつクラフト感のあるデザインを採用する。とは言え、いくら凝った外観でも、使い勝手が悪ければスマホ本来の目的を果たせない。日本ではまだ展開し始めたばかりのため、その実力が十分浸透しているとは言いづらい。そこで、同モデルを実際に使い、操作感やカメラ画質、独自機能の利便性などを検証した。
特徴的ながら受け入れやすいデザイン、大型で滑らかなディスプレイ
透明なカバーと光で背面を彩ったNothingほどパンチのあるデザインではないが、そこはNothing。CMF Phone 2 Proも、一般的なスマホとは一線を画すデザインに仕上がっている。特徴的なのは、同系色で処理を変えたツートン仕上げになっている背面だ。試用したオレンジは、上半分が粒度の高いややザラっとした質感なのに対し、下半分は金属調に加工されている。
同系色でまとめられているため、派手になりすぎず、かと言って個性が足りないというわけでもない、ほどよい塩梅のデザインに仕上がっている。背面にむき出しになったネジも、さり気ないあしらいながら目に留まるポイントになっている。下部のダイヤル状のパーツもアクセントになっている。1つ1つの要素にそこまでの派手さはないが、組み合わせでCMF Phone 2 Proらしさを醸し出している印象。
少々残念なのは、背面のネジが単なる飾りになってしまった点だ。先代の「CFM Phone 1」のときには、実際にこのネジを外して背面のパネルを着せ替えることができた。見た目のためだけでなく、そこにネジが存在する目的があったというわけだ。結果としてカスタマイズできる要素が減ってしまったのは、同モデルのコンセプトを踏まえる少々残念なところと言えるかもしれない。
一方で、背面のダイヤル状のパーツは回転させて外すことが可能。ここには、公式サイトで販売されているストラップやスタンドを取り付けることができる。ケースなしでもこうしたオプションを取り付けられる仕掛けはおもしろい。オプションが2種類なのは少々寂しいため、ぜひ拡大してほしいところ。デザインのバリエーションがほしいのはもちろん、ストラップやスタンド以外の用途もほしい。
前面のほとんどをディスプレイが占めるという点は、他のスマホと同じ。ミドルレンジモデルながら、ディスプレイは6.77インチと大型。有機ELのため発色もいい。ただし、このサイズだと片手操作できる範囲は限定される。画面上部のボタンなどにタッチしたいときには、無理せず両手で使うといいだろう。そのぶん、映像の迫力がある。置きながら動画を見たり、ビデオ会議に参加したりすることが多ければ、上で挙げたスタンドを取り付けておくといいかもしれない。
このディスプレイはアダプティブリフレッシュレートに対応しており、最大で120Hzまで描画の速度が向上する。そのため、ミドルレンジでありながら、スクロールさせた際の滑らかさは十分。Webサイトの閲覧やSNSアプリを使う程度であれば、ハイエンドモデルとさほど変わらない操作感だ。安価なスマホはこの辺のチューニングがおざなりになっていることもあるが、ことCMF Phone 2 Proに関しては、使用への不満がほとんどなかった。
