鳴門市で毎年、「第九」の演奏会を開いているNPO法人、「鳴門『第九』を歌う会」が、8月24日の総会で資金難などを理由に、解散を提案する方針が分かりました。
「鳴門『第九』を歌う会」は、鳴門市にあった板東俘虜収容所で、捕虜のドイツ兵がアジアで初めて演奏した「第九」の演奏会を、市民ぐるみで開催しようと市が1981年に設立しました。
翌年の1982年に初めて演奏会が開かれ、その後、歌う会は市から民間に委託され以降、コロナ禍を除き、毎年演奏会を開催してきました。
歌う会によりますと、2019年以降、演奏会の赤字運営が続いていることや、会員数が減少し高齢化が進んでいることなどを理由に、24日に開かれる総会で解散を提案するということです。
総会では、正会員の4分の3以上の承認があれば解散となります。
解散の提案に歌う会は、「『鳴門の第九』の灯を絶やしてはならないという思いは変わらず、今後は市が主導する形で演奏会が開かれることを願う」とコメント。
一方、鳴門市は「現段階でのコメントは控えたい」としています。
