音楽に合わせ、大きな紙に書をしたためる「書道パフォーマンス」の全国大会に、鹿児島実業高校が初出場しました。作品のテーマは自分への決意表明。力強く、思いを込めたパフォーマンスを披露しました。
「書道パフォーマンス甲子園」は、全国有数の紙の産地、愛媛県四国中央市で毎年開かれていて、今回が18回目の開催です。今年は、104校の中から予選を突破した21校が出場。鹿児島実業高校は、県勢として初めての出場です。開会式では、久保結南主将が選手宣誓を務めました。
(鹿児島実業高校書道部・久保結南主将)
「宣誓。夢に見た憧れの舞台、ここ四国中央市の地に私たちは今立っています。ここに集った21校それぞれが一筆に全力を注ぎ、最高のパフォーマンスにすることをここに誓います」
鹿児島実業高校のテーマは「自分への決意表明」です。各チーム12人以内で縦4メートル、横6メートルの巨大な紙に音楽に合わせて、6分間で書をしたためます。
周りの顔色をうかがい、八方美人に生きてきた過去の自分と決別し、自分の芯を持ち、堂々と生きていくという決意を表現します。部員一人一人が力強くも丁寧に文字をしたためていきます。
(鹿児島実業高校書道部・久保結南主将)
「宣誓。私は揺るがぬ芯を持ち、新しい自分となり、己を愛し、私を生きることをここに誓います」
「周囲に流されず、芯を持ち、私を生きる」高校生の強い決意を表現した作品が完成しました。
(鹿児島実業高校書道部・久保結南主将)
「会場に来た時から圧倒されて、本当に現実なのかなと思った今まで。頑張ってきた分、自分たちが夢に見ていた舞台だったので、最高の仲間と6分間やりきることができてすごく嬉しい」
奄美大島から寮生活をしながら書道に打ち込んできた部員も。
(奄美大島出身)
「(家族が)頑張ってねと言ってくれてそれが支えになって、近くにいないけど一緒に頑張っているんだなと思って、きょうは恩返しできた6分間だった」
5位以内に入賞することはできませんでしたが、夢の舞台で貴重な経験をしたようです。一夜明けて…。
(鹿児島実業高校書道部・久保結南主将)
「実感がわかなくて、本当にあっという間だった。日本の文化である書道で、自分たちのことを、自分たちが伝えたいことを書道の作品として見せられるのが書道パフォーマンスの魅力。その魅力を知っていただきたい」
県勢として初めて書道パフォーマンス甲子園への道を切り開いた鹿実書道部。一筆に全力を注いだ夏、まばゆい輝きを放ちました。
