”ジャングリア沖縄”が沖縄本島北部にオープン

 ジャングリア沖縄は”神秘と生命力に満ちた世界自然遺産「やんばる」を擁する沖縄北部の圧倒的な大自然を舞台に都会にはない興奮と贅沢の体験を通して沖縄の旅を変えるテーマパーク”をコンセプトに沖縄本島北部の今帰仁村のゴルフ場跡地に7月25日(金)にオープンしました。那覇空港から自動車で行く場合の例としては、沖縄自動車道に入り、許田ICで国道58号から県道71号を通りジャングリア沖縄に向かうルートだと所要時間はだいたい1時間30分程度です。初日のチケットはおよそ5000枚を販売し完売し、当日はアトラクションやレストランで長い列が出来たそうです。

前夜祭に台風7号の雨雲かかる

 7月24日(木)は前夜祭が行われました。午後8時開始で動画配信も予定されていましたが、その時間、沖縄本島北部には台風7号による雨雲がかかっていました。開始直前には動画配信画面に”現地荒天のため開始時間が変更になりました”とのお知らせが表示されました。

7月24日(木)の1時間解析雨量※ウェザーマップ7月24日(木)の1時間解析雨量※ウェザーマップ

 24日(木)の沖縄周辺の天気は、台風7号が午後6時の時点で那覇市の南約90kmにあって、先島諸島の北側の海上に向かうような形で北北西へ進んでいました。暴風域は伴っていないものの強風域が東に650km、西に330kmと大きく沖縄本島地方と大東島地方、宮古島地方が台風の強風域に入っていました。ジャングリア沖縄の周辺には台風の中心から北〜東側の雨雲がかかるタイミングと重なっていました。

 30分後ろ倒しで前夜祭がスタートした午後8時半頃、ジャングリア沖縄の今帰仁村周辺では風の強い状況は続いていましたが、解析雨量では、前夜祭の午後8時にかけては雨雲の塊がちょうど沖縄本島の南東側から北西側へ抜けるタイミングでした。

 ただ、セレモニー開始後の午後8時38分に、同じ本島北部の国頭村に大雨警報(土砂災害)が発表されました。動画配信を視聴していましたが、テーマパーク事業を主導する株式会社刀の代表取締役兼CEO・森岡毅さんの挨拶の際に、大きな傘が強風によって揺れているような様子でした。

オープン当日は台風8号の影響も

 7月25日(金)は日本周辺には一時、トリプル台風が発生していました。午前9時の時点では、台風7号は与那国島の北北東約250kmの海上にあって、暴風域は伴わず西寄りに進み、沖縄本島地方や宮古島地方、八重山地方が台風の強風域に入っていました。台風8号は南シナ海にあって北東へ進み、同日の夜に先島諸島の南海上に進む予想でした。一方、台風9号はマリアナ諸島にあり北上を続けていました。ジャングリア沖縄のある沖縄本島北部は台風7号と8号による雨雲が断続的にかかり、風の強い状態が夜まで続いていました。

”スコールを大自然で体感する”

 前夜祭の森岡毅さんの挨拶の中で驚いた言葉がありました。”沖縄はいわゆるスコールというのは、たびたび起こります。そのたびにこの亜熱帯を、大自然を、肌で感じる機会になる(中略)”という発言でした。沖縄特有の夏の雨、不安定性降水を存じ上げており、むしろ受け入れて自然を感じましょう、という発想でした。

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 沖縄では、夏の雨の不安定性降水を「カタブイ」と言って、空の片方は晴れ、片方は雨が降っている様子から、沖縄の方言で「片降り(カタブイ)」と表現しています。地元の人にとっては日常的な雨なので「カタブイにあったさぁ」と普段の生活ではそこまで気にしていません。ただ、過去には川が急激に増水し痛ましい事故がたびたび発生していますので、河川などでは注意が必要です。

沖縄の不安定性降水「カタブイ」※沖縄気象台資料より抜粋・加工沖縄の不安定性降水「カタブイ」※沖縄気象台資料より抜粋・加工

カタブイのポイントとしては以下が挙げられます。

※太平洋高気圧に覆われて晴れて風が弱い日

※日射で陸地が暖められて午後を中心に局地的に積乱雲が発生

※カタブイの発生場所は主に風下側

暑さ対策を

 ジャングリア沖縄がオープンして2日目ですが、全国の各メディアに大きく取り上げられていて関心の高さが伺えます。園内にはベンチやパラソルの設置や冷房の効いた休憩所があるようですが、来園の際には混雑時を想定して、事前に涼しい服装や帽子の着用、水分や塩分補給を意識することが大切です。

 また、日傘は暑さ対策としてだけではなく、沖縄の夏の雨の不安定性降水「カタブイ」対策にもなりますので、夏の沖縄での外出時のアイテムとしてお持ちいただくことをお薦めします。

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