第107回全国高校野球選手権大阪大会2回戦 天王寺12―4花園 ( 2025年7月10日 八尾市久宝寺緑地 )

天王寺の土田(左)と松尾 (撮影・須田 麻祐子)
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今春に東大4人、京大53人の合格者を輩出した府内屈指の公立進学校・天王寺が、「超頭脳野球」で8回コールド発進を決めた。
9―4の8回1死二、三塁で左越え3ランを放った土田悠介(3年)は「勝つことができたのはアナリストの存在が大きいと思います」と感謝した。観客席でファウルを知らせる警笛役を務めていた部員が、11安打12得点の陰の立役者。野球未経験ながら同校初のアナリストとして入部した松尾晴(2年)だ。
科学技術部だった中学生の頃から野球好きで、母・英理さんが「アナライザーという仕事があるよ」と教えてくれた。高校進学後に野球部の指導者に相談し、入部が認められた。普段は動画撮影に励み、不振の選手には好調時との差を、映像をもとに伝える。同部が所有する投球計測機器「ラプソード」での数値解析、相手校の戦力分析など仕事は多岐にわたるも「野球部の一員として勝利に関われることがうれしい」。将来の夢はNPB球団のアナライザー。まずは、18年以来7年ぶりの16強進出を目指すチームを支える。
▽大阪府立天王寺高校 1896年(明29)、大阪府第五尋常中学校として創立。1948年の学制改革により現校名に。「質実剛健・自由闊達(かったつ)」を掲げ、授業第一主義、多彩な行事、活発な部活動を特色とする。著名な出身者に折口信夫(民俗学者、歌人)、開高健(小説家)、関淳一(第17代大阪市長)、岡田武史(サッカー)らがいる。(敬称略)
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