相続税などの基準となる土地の価格「路線価」が1日、公表され、県内の調査地点の平均は17年ぶりに上昇しました。
コロナ禍に鈍っていた人の動きが回復したことなどが路線価を押し上げたとみられています。

路線価は1月1日の時点で国税庁が算定した、全国の主な道路に面した土地の1平方メートル当たりの評価額で、土地を相続したり、贈与を受けたりした際の税額を計算する基準となります。

ことしの路線価が1日、公表され、県内の調査地点の平均は去年に比べて0.2%上昇し、2008年以来、17年ぶりに前の年を上回りました。

県内で上昇率が最も高かったのは、多くの観光客が訪れるJR熱海駅前の熱海市田原本町の「平和通り」で去年より15.2%上がって38万円でした。

一方、県内で最も高かったのは、46年連続で静岡市葵区紺屋町の「紺屋町名店街呉服町通り」で、去年より2.6%上がって118万円でした。

また、浜松市中央区砂山町の「浜松駅前通り」は、去年より4%上がって103万円となり、浜松市内では2009年以来、16年ぶりに100万円を超えました。

地価に詳しい不動産鑑定士の芝口直樹さんは「コロナ禍に鈍っていた人の動きが回復し、イベントの開催も増えていることなどが上昇につながった」と話しています。