公開日時 2025年06月30日 12:37更新日時 2025年06月30日 12:38
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宜野座―本部 8回2死一、三塁、左前へ勝ち越しの適時打を放ちガッツポーズする宜野座の新垣元基=29日、沖縄市のコザしんきんスタジアム(大城直也撮影)
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琉球新報社
第107回全国高校野球選手権沖縄大会は29日、沖縄市のコザしんきんスタジアムなどで2回戦8試合を行い、16強が出そろった。昭薬付は南風原に10―3の七回コールドで勝利し、宜野座は本部に5―3で競り勝った。KBCは浦添商を6―2で下し、八重山は読谷を5―3で破った。エナジックは沖縄カトリックに18―0の五回コールドで、北谷は那覇国西に8―1の七回コールド勝ちを収めた。名護は北中城に6―5で、沖縄工は那覇に6―3で勝利した。7月5日は、那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇などで3回戦8試合を行う。
春季王者のシード校・宜野座と2年生チームで1回戦を突破した本部。16強入りを懸けて3時間の熱戦を繰り広げた北部ダービーは、再逆転した宜野座に軍配が上がった。
先制したのは宜野座だったが、主導権を握れたわけではなかった。「自分たちの打撃ができていない。危ないぞ」(漢那崇主将・3年)。三回に1点を奪ったが、宜野座ベンチには暗雲が立ち込めていた。つないで得点するチームカラーを発揮できない展開が続く。勝ち越しこそ防いでいたが、六回に2点を奪われ逆転を許した。
それでも終盤に好機をつないだ。八回無死一塁から、1番の仲栄真優哉(3年)が犠打できっちり進塁させる。4番の漢那が、「引退を懸けた打席。4番の仕事を果たす」と2死二、三塁から適時打を放って3―3と並ぶ。
八回2死一、三塁。新垣元基(3年)が、「スライダーで決めにくるだろう」と狙いを定めて一振り。予想は的中し、打球は三遊間を破って、勝利を引き寄せる勝ち越しの2点適時打に。チームはさらに九回に1点を追加して逃げ切った。
春季の優勝旗を手に挑んだ九州大会では、準優勝した西日本短大付(福岡)にタイブレークの末初戦で惜敗。新垣は「春とやることは変わらない。挑戦者として臨むだけだ」と最後の夏へ決意を示した。
(名波一樹)
●六回に逆転打を放つなど3安打2打点で活躍した本部の新垣莉音斗(2年) チームのためにチャンスをつくりたかった。3年生がいないチームで、今まで競り合った宜野座と戦えてよかった。秋に向けて鍛え直し、九州まで勝って甲子園へいきたい。
