戦艦大和の備品など、太平洋戦争にまつわる品を集めた展示会が日南市で開かれています。
この展示会は戦後80年のことし、戦争を知ることで平和の尊さを改めて考えてもらおうと、日南市の古物商、緒方孝昭さん(83)が開きました。
会場の星倉山瀬区公民館には長年、緒方さんが集めてきた太平洋戦争にまつわる品などおよそ170点が展示されています。
中には、太平洋戦争末期の昭和20年、沖縄へ向かう途中の鹿児島県沖でアメリカ軍の攻撃を受けて沈没し、乗組員の9割以上となる3056人が死亡した旧日本海軍の戦艦大和の備品の黒板が展示されています。
大きさは縦40センチ、横55センチ、裏に「軍艦大和第十九分隊長」と書かれていて、分隊長が隊員に連絡事項を伝えるのに使われていたとみられています。
この黒板は今の日南市を拠点にしていたかつお漁の船が、昭和22年、鹿児島県の甑島列島周辺で操業中に漂流しているところを発見したということです。
会場にはこのほか、金属不足のため陶器で作られた手りゅう弾や、軍隊手帳、軍服なども並べられています。
地元から訪れた70代の女性は、「戦争の大変さを語ってくれる品々だと思います。若い人に見てほしいと感じました」と話していました。
この展示会は23日の正午まで開かれています。
