高野山の信仰の中心である壇上伽藍に関係する文化財を紹介する特別展が、和歌山県高野町の高野山霊宝館で開かれています。

この特別展は、弘法大師が高野山を開く際、最初に開拓した場所である壇上伽藍の御影堂などが、去年(令和6年)、国の重要文化財に指定されたことを記念して開かれていて、壇上伽藍に関係する文化財69点が展示されています。

このうち、国の重要文化財に指定されている「大日如来坐像(ざぞう)」は、1本の木から彫られた「一木(いちぼく)造り」で、弘法大師の後に高野山を引き継いだ真然の時代の作とされる高野山で最も古い仏像です。

また、同じく国の重要文化財の「孔雀明王坐像(くじゃくみょうおうざぞう)」は、孔雀の背に乗る明王の姿が彫られていて、他の明王とは異なるやさしい表情が特徴です。

東京から訪れた男性は、「とても見ごたえがあり、歴史の重みを感じました」と話していました。

霊宝館の鳥羽正剛 学芸員は「特別展だけでなく、直接、壇上伽藍にも行ってもらい、高野山のことをより深く知ってもらいたい」と話していました。

この企画展は6月29日まで、高野町の「高野山霊宝館」で開かれています。