先週の米新規失業保険申請件数は減少し、4週間ぶりの低水準となった。通商政策を巡る不透明感が高まる中でも、労働市場が依然として堅調であることを示唆した。

キーポイント新規失業保険申請件数(5月17日終了週)は前週比2000件減の22万7000件失業保険の継続受給者数(5月10日終了週)は190万3000人に増加エコノミスト予想は188万2000人前週は186万7000人(速報値188万1000人)に修正

  失業保険申請件数の減少は、関税への懸念が高まる中でも、企業が現在の人員水準で相対的に問題はないと考えていることをうかがわせる。

  ただ、セントルイス連銀のムサレム総裁は20日、関税措置が米経済への重しとなり、労働市場を軟化させる可能性があると指摘。「総じて見れば、関税は経済活動を鈍らせ、労働市場の一段の軟化につながる可能性が高い」と述べた。

  実際、ナイキやアマゾン・ドット・コムなど複数の大手企業が人員削減を発表しており、コロンビア大学など連邦政府からの資金支援を失った学校でも相次いでレイオフが発表されている。

  週ごとの変動をならした新規申請の4週移動平均は23万1500件と、昨年10月以来の高水準に増加した。

  季節調整前のベースでも先週は新規申請件数が減少。ミシガン州やバージニア州での減少が目立った。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:US Initial Jobless Claims Decline to Lowest Level in Four Weeks(抜粋)

(統計の詳細を追加して更新します)