ドイツ首相、ウクライナ巡り西側の結束訴え 和平協議控え

 5月14日、ドイツのメルツ首相は、就任後初の議会演説で、ウクライナを巡り西側が結束する必要性を強調するとともに、ドイツ軍の増強に必要な財源を提供すると表明した。ベルリンで撮影(2025年 ロイター/Annegret Hilse)

[ベルリン 14日 ロイター] – ドイツのメルツ首相は14日、就任後初の議会演説で、ウクライナを巡り西側が結束する必要性を強調するとともに、ドイツ軍の増強に必要な財源を提供すると表明した。

ウクライナへの強制的な和平やロシア軍による現状維持は受け入れられないとし、「この明確な立場が欧州全体だけでなく、米国のパートナーにも支持されることを期待し、懸命に取り組んでいる」と述べた。

その上で「西側の分断を許さないことが最も重要だ」と強調した。

15日にはトルコでウクライナとロシアによる直接協議が予定されている。

メルツ氏はまた、抑止力が最善の防衛だとし、資金不足が課題となってきたドイツ軍の強化が最優先事項だと表明。「政府は独連邦軍が欧州最強の通常軍となるために必要な財源をすべて提供する」と述べた。

ロシアと中国の関係緊密化にも懸念を示した。

米国の関税によってドイツが3年連続の景気後退に陥る恐れがある中、メルツ氏は対米貿易摩擦の長期化を避け、欧州連合(EU)ができるだけ多くの貿易協定に合意できるよう支援する考えを示した。

成長を後押しする試みとして、規制緩和、エネルギー価格や法人税の引き下げを行なうと述べた。

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Chief correspondent covering political and general news in Germany with experience in Argentina and in Cuba leading Reuters’ broader Caribbean coverage.

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