カナダのカーニー首相は3日、トランプ政権による外国製自動車への輸入関税に対抗して、米国製自動車に25%の報復関税を課す方針を発表した。

  新たな関税は、米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)に準拠していない車両、および同協定に基づいて米国から出荷される自動車やトラックに含まれる「カナダ産以外のコンテンツ」が対象。米国の自動車関税をほぼ踏襲した格好だが、自動車部品には適用されない。

  カナダはトランプ大統領が2日に発表した相互関税からは除外されたが、3日未明から施行された米自動車関税の適用は免れなかった。

  カーニー首相は今回の措置を米国の自動車関税と似た構造にすることで、慎重にバランスを図る考えだ。貿易戦争への対応は行いつつも、トランプ政権の措置を超えるような過度な報復には踏み込まない姿勢を示している。

  カーニー首相は、トランプ氏は国際貿易の体制を根底から覆したと指摘。その上で「トランプ政権の政策は米国の家計に打撃を与えるものだが、その痛みが無視できないほど大きくなるまで、米国が方向転換することはないだろう」と述べた。

原題:Canada Hits US Autos With Tariffs, Mirroring Trump’s Move (1)(抜粋)

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