
1月2日、欧州の消費者保護団体「欧州消費者機構(BEUC)」は、米メタ・プラットフォームズが昨年改訂した広告なしの定額プランについて、依然として欧州連合(EU)の競争法、消費者法、プライバシー法に違反している可能性があるとして、規制当局に対応を求めた。 写真はメタのロゴとEUの旗のイメージ。2024年8月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[ブリュッセル 23日 ロイター] – 欧州の消費者保護団体「欧州消費者機構(BEUC)」は23日、米メタ・プラットフォームズ(META.O), opens new tabが昨年改訂した広告なしの定額プランについて、依然として欧州連合(EU)の競争法、消費者法、プライバシー法に違反している可能性があるとして、規制当局に対応を求めた。
メタは2023年に交流サイト(SNS)「フェイスブック」と写真共有アプリ「インスタグラム」で有料サービスを開始。昨年には欧州でターゲティング(追跡型)広告の精度を下げたプランや40%の値下げを発表した。
有料サービスについて23年に消費者保護当局に苦情を申し立てた BEUCは、昨年の変更は表面的なものだと主張。
「メタは、フェイスブックとインスタグラムのユーザーが公正な選択肢を提示されていないという根本的な問題に対処していない。依然としてユーザーを行動ターゲティング広告システムに誘導しながら、EU法を順守していると主張しているが、主張の根拠は薄弱だ」と述べた。
その上で「消費者・データ保護当局と欧州委員会は、メタの最新のポリシーを速やかに調査し、必要であれば、消費者を保護するため直ち効果的な措置を講じることが重要だ」と述べた。
BEUCは、メタが消費者を誤解させる手法と不明確な規約を通じて、自社に望ましいオプションにユーザーを誘導していると主張。また、個人情報の利用に同意しないユーザーへのサービスの質を低下させていると批判した。
メタは昨年の改訂について、EU規制当局の要求に応えたものだと主張している。
欧州委員会は昨年7月、メタが広告なしの有料サービスを導入し、個人情報の収集に同意したユーザーが無料サービスを受けられるとしたことについて、この二者択一がEUデジタル市場法(DMA)に違反するとの予備的見解を示した。 もっと見る
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