政府は4日、2023年度の森林・林業白書を閣議決定した。花粉症を初めて特集し、花粉発生源のスギ人工林を33年度に約2割減少させることを目指して、伐採や花粉の少ない苗木への植え替えに取り組む方針を示した。
霧のように風に舞うスギ花粉(福岡県の福智山で、読売ヘリから。1995年3月11日撮影) 白書によると、戦後に造成された人工林が建築需要に応じて拡大し、スギは森林面積の約4割を占める主要樹木となった。スギ花粉症が国内で初めて確認されたのは1964年。スギ人工林の成長に伴う花粉飛散量の増加により、花粉症に悩む人も増えたと指摘している。
人口の多い都市部周辺などはスギ人工林の伐採・重点区域に設定されている。全国で約98万ヘクタールが対象で、スギ人工林全体の約22%にあたる。伐採や花粉の少ない苗木への植え替えを重点的に進めるほか、作業に必要な道路網の整備も行う。
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