【ムルシア(スペイン)=林田晴樹】サッカー・日本女子代表(なでしこジャパン、世界ランキング7位)は、スペインのムルシアで5月31日に行われたニュージーランド女子代表(同28位)との国際親善試合に2―0で快勝した。前半ロスタイムに田中が先制し、後半開始直後に古賀のゴールで突き放した。3日にもニュージーランドと再戦する。
前半ロスタイム、先制ゴールを決める田中=林田晴樹撮影 パリ五輪への強化を図る今回のスペイン遠征で、初戦のスタメンにはこれまで先発起用の少なかった顔ぶれも名を連ねた。そんな中、五輪のイスは譲らないとばかりに、実績のあるアタッカーが元気な姿を見せた。
攻めあぐねていた状況を打破したのは、定位置の3トップ中央に入った田中だ。前半終了間際、右サイドを抜け出した長野の折り返しを清家、田中とテンポ良くつなぎ、左足で狙い澄ましたシュートをゴール右へ沈めた。田中は「あうんの呼吸とまではいかなかったけど、それぞれに良さを出せた」と納得の表情だった。 右足首のけがから先発復帰した昨年のワールドカップ得点王の宮沢は後半途中までプレー。「個で打開するところは求めていきたい」というようなシーンはあまり作れず、物足りなさも残るかもしれないが、連係を深められたこと自体が収穫だろう。今季のWEリーグ得点王の清家は自慢のスピードで再三ゴールを脅かした。 ただ、相手は五輪出場国とはいえ格下で、池田監督は「いい形があったので、それをしっかりとスコアにつなげたい部分はある」と注文もつけた。この日不出場の藤野(日テレ・東京V)らも含め、前線は粒ぞろい。中2日での最後のアピールの場で、誰がインパクトを残すか。18歳の古賀、守りでも存在感 最年少18歳の古賀が、代表初ゴール。47分の右CKを遠いサイドで待ち構え、低い体勢で飛び込みながら頭で決めた。「セットプレーで点を決めればチームも楽になる。アピールの場で、そこを出せて良かった」。肝心の守りでも、相手の前線へのボールを鋭い出足と読みで回収し、オランダで磨く局面の強さを発揮。フル出場で無失点勝利に貢献し、生き残りへ存在感を示した。
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