経済的な理由で大学などへの進学をためらう高校3年生を支援しようと、さいたま市教育委員会は、進学費用の補助金を新設した。対象は市内在住の高3生で、受験料(上限5万3000円)と入学金(25万円)を支給し、返済は求めない。30人程度への支給を見込んでおり、10月から申し込みを受け付ける。

 補助金の名称は「さいたま市大学等進学『夢』支援」。大学のほか、短大、専門学校への進学希望者も申請が可能で、住民税が非課税となっている世帯などが対象という。市教委は、高校の成績で学力を確認する。また申請者が提出する作文も選考資料とする。
 市は補助金総額の半分を、ふるさと納税の仕組みを活用した「ガバメントクラウドファンディング」で募る。期間は6月3日~8月31日で約450万円を目標としている。
 竹居秀子教育長は、5月下旬の定例記者会見で「経済格差で夢を諦めてしまうのをなんとかしたい。子どもたちの夢を後押ししたい」と思いを述べた。